G大阪・松田監督、初陣逆転負け…先発5人に布陣変更も今季クラブ最多5失点
◆明治安田生命J1リーグ ▽第26節 広島5―2G大阪(20日・Eスタ)
G大阪は松田浩新監督(61)の就任初戦となった広島戦に2―5で敗れ、7戦勝ちなし。J2降格圏の17位から浮上はならなかった。17日に解任となった片野坂知宏前監督(51)が率いた前節から先発を5人、布陣も変更して臨んだが、広島FWベンカリファ(30)のハットトリックなどで今季最多の5失点を許して逆転負けを喫した。
発動したかに見えたG大阪の“解任ブースト”は、力なく失速した。前半は2―1とリードを奪ったが、後半の4失点で大敗。堅守のチームづくりを得意とする松田新監督は、今季最多の計5失点に「最終的には力の差が出たが、前半はうまく戦ってくれた。(後半失速する)メンタリティーも改善していきたい」と話した。
6戦勝ちなしで片野坂前監督を解任。代わってコーチから昇格し、J1で08年の神戸時代以来、14年ぶりの指揮となった松田新監督は、前節からスタメンを5人変更した。3―4―3が主だった布陣も、得意とする4―4―2に移行。前政権下では構想外になっていたFWレアンドロペレイラが約3か月ぶりに先発すると、前半2分には先制点も奪った。だが、監督交代という劇薬を投じても勝てず。2012年以来、2度目のJ2降格という悪夢がいよいよ近づいてきた。