5失点で逆転負け、G大阪選手たちの受け止めは 昌子「2―1で終わらないといけない試合」
明治安田J1第26節第2日(20日、広島5-2G大阪、Eスタ)G大阪は17日に就任した松田浩新監督の初陣で、5失点の逆転負けを喫した。前半を2-1で折り返したが、後半に4失点。リーグ戦7試合勝利なしとなった一戦を選手が受け止めた。
先制点を奪ったFWレアンドロペレイラは5月21日のC大阪戦以来、約3カ月ぶりの先発。前半2分、自ら中央をこじ開け、こぼれ球を流し込んで先制点を挙げた。「長く試合から離れていたが、復帰してゴールできたのはうれしい」。得点時に脚に違和感を覚え、大事を取って前半で交代。「今は次の試合に備えることが大事」と語った。
4バックの左CBで先発したDF昌子は、「前半は戦えていた部分はあった。対人で勝っていた部分も大きいし、後半はそこで少しずつ相手に流れがいったのかな。前線が2点取ってくれて、2―1で終わらないといけない試合だった」と語った。3バックで戦ってきたこれまでからの変化を「中で固めるんじゃなくて、出ていく場面はすごくあった。そこは僕らも対人で負けないように出ていく覚悟はあった」と説明。最後は「少しでも何かが変わるとしたら、ポジティブになることだと思う。全員がそれを少しずつ探していくことも大事」と前を向いた。
後半途中から右サイドで出場したMF山本は、27分の同点弾につながるDF佐々木のパスを目の前で出された。中央が主戦の山本は「(出場時は)ブロックを崩さないでというのはあったんですけど、(対面の)佐々木選手にフリーでプレーされるところも多く厳しかった。ブロックを敷きながらどこまで制限をかけるか、それをもう少しやらないといけない」と課題を口にした。松田監督はサイドハーフの交代起用について「一番疲れるところをてこ入れしたつもりだが、不慣れなポジションでそこを逆に使われた」と反省の弁を述べた。