U―19日本代表候補がベトナムに快勝 2得点の坂本「自分の持ち味は出せた」9月にU―20アジア杯予選
U―20アジア杯予選(9月10~18日、ラオス)に備え千葉県内で合宿中のU―19日本代表候補は最終日の17日、U―19ベトナム代表と練習試合(40分×3本)を行い5―0で快勝した。
開始直後からボールを支配しながらゴール前で詰めを欠く展開が続いた。14分にFW熊田直紀(FC東京U―18)がヘディングシュートを決めて先制したものの、その後はチャンスをものにできない。横パスを奪われたり、ミスから逆襲を受ける場面もあった。
それでも何とか無失点でしのぎ、相手の疲労が見え始めた3本目に得点を重ねた。ヘディングと右足で合計2得点を決めたFW坂本一彩(G大阪)は「裏への抜け出し、ゴール前の仕掛けなど自分の持ち味を出せたのは良かった。自チームで結果を出して(U―20アジア杯予選の)メンバーに入れるように頑張りたい」と話した。
5~6月のモーリスレベロトーナメント(フランス)では1次リーグ1勝2敗の2位。5、6位決定戦でアルゼンチンに2―3で敗れて6位で大会を終えた。海外勢とのフィジカルの差を痛感した。
坂本は「初速の速さ、フィジカルコンタクトも日本とは全然違う。そこに近づけるようにトレーニングに取り組んでいる」と話した。現在は週2回、上半身を中心に鍛えているという。
U―20アジア杯予選ではラオス、グアム、パレスチナ、イエメンと中1日で対戦する。冨樫剛一監督は、過酷な戦いを見据え「中1日で4試合。国際大会ではなかなかない日程だが、しっかり戦いたい」と抱負を語った。