【福岡】新たに3人陽性「連続で8、9名以上酷使してもらう」長谷部監督悲痛 中2日でG大阪戦
https://www.nikkansports.com/ J1アビスパ福岡は4日、トップチームの選手・スタッフ3人が、新たに新型コロナウイルス陽性と診断されたと発表した。
7月21日からクラスター(集団感染)が続き、陽性判定を受けた選手・スタッフは2週間で計25人に膨れ上がった。
長谷部茂利監督(50)が「(選手は)やはり疲れてます。疲労困憊(こんぱい)でした」というコロナ禍の激闘から一夜明け。感染者が増えるという状況の中、中2日で6日G大阪戦(ベススタ)を控えているが、新たに3人の陽性者が出たことで「厳しくなるだろうなと感じています。非常に厳しい」と、さらに危機感を募らせた。
中2日でのスタメン選考については「人数で言うと変えることができない。連続で8、9名以上に(体を)酷使してもらう。そうせざるを得ない状況」と指揮官。前日3日のルヴァン杯準々決勝第1戦の神戸戦(ノエスタ)から、ほぼスタメン変更なしの布陣で戦う方向だ。
選手数が不足している中、チームは神戸戦で、ベンチにはGK2人、フィールド選手2人の計4人という非常事態で臨んだ。J1出場経験のないGK山ノ井拓己(23)が、後半途中からまさかのFWで出場するなど、満身創痍(そうい)の総力戦に2-1で先勝した。
だが、勝利した一方で、公式戦開催の下限人数13人というルール下のマネジメントの難しさに翻弄(ほんろう)された。長谷部監督はJリーグの運営ルールにも触れ「規定がもう少し、選手よりとか、チームよりというか、そんな風になったらいいなという思いはある」と話した。
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