G大阪、10人京都に痛恨ドロー 終了間際にPK献上、DF昌子源「問題はそこじゃない」
◆明治安田生命J1リーグ第23節 G大阪1―1京都(30日、パナスタ)
G大阪は試合終了間際に与えたPKで追いつかれ、1―1と痛恨のドローに終わった。1点リードで迎えた後半ロスタイム6分。不用意なボールロストで京都の攻撃を受けると、DFラインの裏に抜け出した京都FW木村を、元日本代表GK東口が倒してPKを献上。FW大前に決められ、ラストワンプレーで追いつかれた。DF昌子は「東くん(東口)は何十回、何百回、何千回とこのチームを救ってきた選手。そこじゃない、問題は。チームで反省してやるしかない」と声を絞り出した。
今夏加入したFW鈴木武蔵がコンディション不良によりベンチからも外れ、1トップは同じく今夏復帰のFW食野が務めた。前半はかみ合わず、コロナで主力を大勢欠く京都に主導権を握られる苦しい展開に。しかし東口の好セーブなどでしのぎ、0―0出迎えた後半12分、右サイドからのクロスにゴール前でMF石毛が粘り、最後は食野が押し込んで先制した。
さらに後半36分には、京都DF金子が2枚目のイエローで退場に。数的有利を生かして試合を終わらせたいところだったが、後半ロスタイムに不用意な攻撃でボールを失ったミスが失点につながった。J1では約3年ぶりのゴールとなった食野は「ゴールを取れたのはうれしいけど、勝ってないのでうれしくない。追加点を取らないといけなかった」と振り返っていた。