10人の京都、大前の後半AT弾でドローに持ち込む…G大阪は食野が復帰後初ゴールも逃げ切れず
[7.30 J1リーグ第23節 G大阪 1-1 京都 パナスタ]
J1リーグは30日、第23節を開催し、パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪と京都サンガF.C.が対戦。後半12分にG大阪が先制したものの、後半アディショナルタイムに京都が追い付いて1-1のドローに終わった。
3連敗中のG大阪は16日の第22節C大阪戦(●1-2)から先発5人を入れ替え、復帰後初スタメンとなるFW食野亮太郎らを先発起用。一方、18日から21日の間にトップチーム関係者21人が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことを発表していた京都は、17日の第22節広島戦(△1-1)からMF福岡慎平、GK上福元直人を除く先発9人を入れ替え、この一戦に臨んだ。
前半9分にゴールを脅かしたのはアウェーの京都だった。高い位置でのボール奪取を成功させると、PA外からFW木村勇大が右足でフィニッシュ。鋭いシュートがゴールに向かったが、惜しくも左ポストを叩いてネットを揺らすには至らなかった。その後、両チームともにフィニッシュまで持ち込む場面を作り出しながらも、スコアは動かずに前半を終えた。
0-0のまま後半を迎えると、後半11分にG大阪が試合を動かす。右サイドから送られたグラウンダーのクロスに反応したMF石毛秀樹のシュートはGK上福元直人に阻まれたものの、こぼれ球を食野が蹴り込んでスコアを1-0とした。
同点に追い付きたい京都だったが、後半36分にMF金子大毅が2度目の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまう。しかし後半アディショナルタイム、PA内に持ち込んだ木村がGK東口順昭のファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたFW大前元紀がきっちりネットを揺らし、京都が1-1のドローに持ち込んだ。