G大阪、齊藤未月のスーパーゴールを守り切れず…浦和がショルツの土壇場PK弾で勝ち点1を奪取
明治安田生命J1リーグ第19節のガンバ大阪vs浦和レッズが2日にパナソニックスタジアム吹田で開催された。
ここまで勝ち点20で12位のG大阪が、同21で10位の浦和をホームに迎えた。立ち上がりは浦和が前に出るも、徐々にG大阪がペースを掴む。19分には、ボックス右で仕掛けた坂本一彩が右足を振り抜く。DF岩波拓也にブロックされたボールがゴールへ向かったものの、GK西川周作に弾かれてわずかにゴール左へはずれた。
それでも、G大阪は33分にスーパーゴールで先制する。GK東口順昭のリスタートから坂本が相手陣内へドリブルで持ち上がると、左サイドでパスを受けた石毛秀樹が逆サイドにフィード。ボックス右に走り込んだ齊藤未月が胸トラップから見事なボレーシュートを突き刺し、先制点をもたらした。
1月にG大阪に復帰した齊藤の今シーズン初、Jリーグで約1年8カ月ぶりとなるゴールで先行したG大阪は、39分にも小野瀬康介のパスから倉田秋がネットを揺らしたが、これはオフサイドでノーゴールに。1点リードで試合を折り返す。
ハーフタイム明け、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は柴戸海、小泉佳穂、宮本優太に代えて平野佑一、ダヴィド・モーベルグ、酒井宏樹を投入する3枚替えを敢行。その後半は、ポゼッションを高めて能動的に同点弾を狙う浦和に対して、G大阪はカウンター主体の攻撃に移る展開となる。
終盤にかけても浦和が攻める同様の展開が続くが、集中を切らさず粘り強さを継続するG大阪の守備をなかなか崩すことができない。それでも浦和はアディショナルタイム、途中出場の松尾佑介がボックス右でDF三浦弦太に倒されてPKを獲得。これをアレクサンダー・ショルツが冷静に沈めて、土壇場で1-1とした。
結局、試合はそのまま1-1で終了。両者が勝ち点を分け合っている。