G大阪、土壇場のPK献上で浦和に1-1ドロー 圧巻のカウンター弾も終了間際に痛恨失点
MF齊藤未月が先制ゴール、浦和が終了間際にDFアレクサンダー・ショルツが同点PK
ガンバ大阪が浦和レッズをホームに迎え撃った7月2日のJ1リーグ第19節は、後半終了間際に浦和が同点ゴールを奪って1-1の引き分けに終わった。
【写真】ブライアン・リンセンがオランダ1部リーグで日本代表MFと対峙する瞬間
G大阪は延期になっていたサンフレッチェ広島戦が6月29日に組み込まれて中2日の厳しい日程になった。それでも、浦和に対してハイプレスに出てリズムを作らせない立ち上がりで積極的な試合を展開した。
全体にG大阪がプレスから浦和のミスを誘発してゲームのリズムを奪うなかで前半33分、浦和のコーナーキックをGK東口順昭がキャッチしたところから一気にカウンターが発動。東口から転がしたボールを受けたFW坂本一彩がドリブルで敵陣に運ぶと、左サイドに展開。受けたMF石毛秀樹がサイドチェンジを送ると齊藤が縦に運んで右足でゴール左に流し込み先制に成功した。
浦和のGK西川周作はこの試合にJ1通算170試合無失点の最多記録達成が懸かっていたが、記録は持ち越しに。G大阪が1-0のリードでハーフタイムを迎えたなか、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は後半からDF酒井宏樹、MFダヴィド・モーベルグ、MF平野佑一を投入する3枚替えに打って出た。
後半15分すぎから運動量の落ちたG大阪を浦和が攻め立てる形になった。FW江坂任が多く絡む形で攻撃を仕掛けたものの、そこからのラストパスやワンツーで息が合わず攻め切れない。後半25分にはFW松尾佑介をDF岩波拓也に代えて3バックに変更して勝負に出た。
システムを変えたものの浦和の攻撃が噛み合わないまま迎えた後半45分、ペナルティーエリア内で松尾が切り返しでの突破を狙ったところでDF三浦玄太に倒されてPKの判定。これをDFアレクサンダー・ショルツがゴール左に蹴り込んで土壇場で1-1に追い付き、勝ち点の近い両チームのゲームは痛み分けに終わった。