齊藤未月がスーパーな一撃のG大阪、土壇場のPK献上で浦和とドロー【明治安田J1第19節】
明治安田生命J1リーグ第19節の1試合が2日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ガンバ大阪vs浦和レッズは1-1のドローに終わった。
4連勝と好調のサンフレッチェ広島を破り、4連敗の悪い流れを止めた12位のG大阪と今季初のリーグ戦連勝と上昇気配を漂わせる10位の浦和。わずか1ポイント差でひしめく両者のマッチアップとなった。
中2日でのゲームとあって、ボランチとして出ずっぱりだったダワンをベンチからスタートさせたG大阪だが、2-0で勝ち切った広島戦での成功体験も胸に立ち上がりから浦和陣内で試合を進める。
中5日の浦和としてはそのアドバンテージを生かしてペースを掴みたいところだったが、ベンチ外のキャスパー・ユンカーに代わって最前線を務める明本までなかなかボールを運べず、我慢が続く。
それでも、攻守両面で上回り続けるG大阪が坂本の持ち上がりから先制。33分、左サイドの石毛がゴール前のファーサイドに右足でクロス。齊藤が胸トラップからの右足フィニッシュでネットを揺らす。
華麗なカウンターから齊藤の加入後初ゴールでリードしたG大阪はさらに勢いづく。39分に見事な崩しから倉田がゴールネットを揺らした場面こそオフサイドだったが、終始ペースを握って折り返す。
1点ビハインドでの後半に向けて、平野、酒井、ダヴィド・モーベルグを一挙に送り出した浦和は反撃ムードに。疲れからか、トーンダウン気味のG大阪にも乗じて、攻め込む時間を明らかに増やす。
その状況をチャンスと見るや68分にも松尾を投入した浦和は最後の交代で関根を送り込み、前に圧をかけるが、ダワンや藤春、高尾、昌子、パトリックでカードを使い切ったG大阪も集中を切らさない。
だが、浦和が終盤も押し込むと、90分にボックス右で仕掛けた松尾が対面の三浦からファウルを誘い、浦和がPKを獲得。これをアレクサンダー・ショルツが落ち着いて決め、土壇場で追いついた。
結局、ともに死力尽くした一戦は痛み分け。G大阪は土壇場で勝ち点2を落として連勝を逃した一方で、連勝ストップの浦和は敵地で最低限の勝ち点1を持ち帰っている。
ガンバ大阪 1-1 浦和レッズ
【G大阪】
齊藤未月(前33)
【浦和】
アレクサンダー・ショルツ(後45+2)