【J1採点&寸評】G大阪1-2横浜|再三決定機を演出した水沼がMOM。東口の試合勘はまだまだか
G大阪――選手層の薄さを露呈。痛恨のリーグ戦3連敗
[J1第17節]G大阪1-2横浜/6月18日/パナソニックスタジアム吹田
【G大阪|採点】
スタメン)
GK
東口順昭 5
DF
藤春廣輝 5
三浦弦太 5.5
高尾 瑠 5.5(58分OUT)
MF
小野瀬康介 5.5
奥野耕平 5.5(58分OUT)
ダワン 6
石毛秀樹 5.5(62分OUT)
FW
パトリック 5.5(71分OUT)
山見大登 5.5(71分OUT)
【ハイライト動画】横浜がG大阪に2-1の逆転勝利! 水沼が値千金の決勝弾!
途中出場)
DF
柳澤 亘 5.5(58分IN)
MF
齊藤未月 5(58分IN)
MF
倉田 秋 5.5(62分IN)
MF
ウェリントン・シウバ 5.5(71分IN)
FW
レアンドロ・ペレイラ 5(71分IN)
監督)
片野坂知宏 5.5
【G大阪|寸評】
中断期間中に取り組んだ前からの守備が機能し、先手を取るも後半のガス欠は明らか。試合運びの拙さと選手層の薄さを露呈し、痛恨のリーグ戦3連敗となった。
前半、機能したハイプレスを支えていたのは石毛の圧巻の運動量。前線から気の利いたプレスで周囲を助けたが、先制点を決めたダワンもシュート4本を放ち、その大半が相手の脅威になっていた。クォン・ギョンウォンがリスク覚悟の潰しを見せる一方で、上手くフォローに回っていた三浦も試合を通じての出来は上々。
今季初出場となった東口はオフサイドの判定に救われたものの、L・セアラのシュートを止めきれず、試合勘はまだまだと見た。ガス欠気味のチームに早めにテコ入れを図った片野坂監督だが、誤算だったのは齊藤ら交代選手の低調さだった。
横浜――渡辺はダイナミックな動きを披露
[J1第17節]G大阪1-2横浜/6月18日/パナソニックスタジアム吹田
【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 6.5
DF
松原 健 5.5
畠中槙之輔 6
角田涼太朗 6.5
永戸勝也 6(86分OUT)
MF
渡辺皓太 6.5(90+3分OUT)
岩田智輝 6
西村拓真 6.5
FW
水沼宏太 7(86分OUT)【MAN OF THE MATCH】
レオ・セアラ 6(70分OUT)
エウベル 6.5(70分OUT)
途中出場)
FW
マルコス・ジュニオール 6(70分IN)
FW
仲川輝人 6(70分IN)
DF
小池裕太 -(86分IN)
MF
樺山諒乃介 -(86分IN)
MF
山根 陸 -(90+3分IN)
監督)
ケヴィン・マスカット 6.5
【横浜|寸評】
序盤はG大阪のハイプレスに手こずり先制を許し、主導権を握られたが、相手の隙を見て試合中に修正。後半は勝負どころで一気にギアを上げ、リーグ最多得点に相応しい地力を見せた。
失点に絡んだものの影のMOM的存在だったのが、パトリックのヘディング弾を防ぎ、2点目を許さなかった高丘だ。失点時以外はキックも秀逸でリズムを作った。ダブルボランチは劣勢の展開でも粘り強く攻守を支え、特に渡辺はダイナミックな動きを披露し、同点ゴールも演出した。
西村は前半の途中から気の利いた動きを見せ、脅威になっていて、貴重な同点ゴールをもたらした。MOMは後半、再三決定機を演出した水沼。試合の流れを読みつつ、決勝点も決め逆転勝利の立役者となった。後半に向けたマスカット監督の修正と交代策も適切だった
。 ※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。