「日本と韓国、W杯で笑うのは?」 両国の6月シリーズを韓国紙が総括、W杯へ警戒「日本と同じ目に遭う可能性も」

日本は2勝2敗、韓国は2勝1分1敗で6月シリーズをフィニッシュ

日本と韓国は、6月のインターナショナルマッチウィークで強化試合を4試合実施した。日本が2勝2敗、韓国が2勝1分1敗という結果で終えたなか、韓国紙「韓国日報」は「日本と韓国、ワールドカップで笑うのは?」との見出しで取り上げている。

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日本はパラグアイ戦で4-1と勝利してスタートしたが、続くブラジル戦で枠内シュート0本に終わって0-1で敗戦。キリンカップではガーナを4-1で破るも、決勝でチュニジアに0-3でまさかの完敗を喫し、6月シリーズを終えることになった。

一方の韓国は6月シリーズ初戦で王国ブラジルに1-5と力の差を見せつけられる結果となったが、その後チリに2-0で勝利。続くパラグアイ戦で2-2と引き分けると、ラストのエジプト戦ではかつてガンバ大阪でプレーしたFWファン・ウィジョの1得点1アシストの活躍もあって4-1の白星で締めくくった。

カタール・ワールドカップ(W杯)に出場する全32か国も決まり、11月の本大会に向けて各チームはベースアップを図っていくことになるが、「韓国日報」は「韓国と日本が6月の強化試合を終えた。ラストマッチを韓国は快勝、日本は意外な惨敗で終えたが、W杯本大会に向けて注目すべき部分は結果ではなく内容だ」と韓日の結果について触れている。

「6月シリーズはFIFAランキング1位のブラジルを除けば、W杯で対戦する水準の相手と戦ったとは言いにくい。チリ、パラグアイ、エジプトはW杯出場国よりワンレベル下だ。韓国が相手を圧倒したわけではないが、ここで得た教訓がW杯で対戦するチームに効果を発揮するかは疑問だ。日本はシリーズ最終戦でアフリカの守備を体感した。チュニジアの堅い守備を前にミスを連発し、崩れて多くの批判を受けた。だが、日本はチュニジア戦の敗北を“ワクチン”として活用できる。ブラジル戦がドイツ、スペインと世界の強豪国を想定したものとすれば、チュニジアはコスタリカの代わりとも見ることができる」

記事では、ブラジル、パラグアイと同じ国と対戦した日本の結果を引き合いに出し、「韓国も日本の敗北に喜ぶのではなく、警戒心を持たないといけない。(対戦する)W杯で日本と同じ痛い目に遭う可能性もあるからだ。強化試合で完勝しても、それがW杯本大会まで続くわけではない。他国の結果も踏まえて、着実に準備しないといけない。収穫と物足りなさが共存した6月を送った韓国と日本が、9月のインターナショナルマッチでどんなプレーを見せるのか注目だ」と警戒していた。

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