ファン・ソッコが決勝ヘッドの鳥栖、4試合ぶり白星! G大阪は2連勝からの2連敗【明治安田J1第16節】

明治安田生命J1リーグ第16節の1試合が29日に駅前不動産スタジアムで行われ、ホームのサガン鳥栖が2-1でガンバ大阪を下した。

前節の鹿島アントラーズ戦で激しい打ち合いの末に4-4のドローに終わった8位の鳥栖。4試合ぶりの勝利を目指すなか、1-3で敗北した大阪ダービーからの仕切り直しとなる12位のG大阪をホームに迎え撃った。

鳥栖は宮代が最前線を務めるなか、堀米と小野が揃ってシャドーの位置で先発復帰。一方、一森や昌子がメンバー外のG大阪は最後尾にJ1デビューの加藤が入り、3バックの左を藤春が務めたほか、欠場が続いた小野瀬や齊藤、パトリックが久々の出場を果たした。

2試合ぶりの勝利を狙うG大阪も空中戦にめっぽう強いパトリックが最前線に戻ったことで、ちょっとしたラフなボールからでもシュートの形に持っていったが、鳥栖が見事な崩しで先にスコアボードを動かす。

19分、ボックス右で宮代が対面の三浦を食いつかせながら味方の上がりを待ってパスを出すと、深くにオーバーラップした飯野が右足ダイレクトで折り返す。これをニアサイドの堀米が左足をプッシュした。

選手数人が連動しての繋ぎから堀米の今季2ゴール目で先手を奪った鳥栖がその後も地上戦に持ち込むなか、G大阪も山見と小野瀬の2シャドーがパトリックを生かしながら攻撃を形作るが、ネットを揺らせない。

リードして折り返した鳥栖は早く追加点がほしいところだが、G大阪が後半早々から敵陣深くに人数をかけた攻めでパトリック、齊藤が立て続けにボックス内で決定的なシーンを迎えるなど、良い入りを見せる。

すると、そのG大阪が追いつく。58分、敵陣右サイド深くのスペースでスルーパスを受けた齊藤が右足で丁寧にクロスを上げると、前節に初ゴールの山見がファーサイドでヘッド。これがGK朴一圭の牙城を破った。

追いつかれた鳥栖はその後もなかなかギアが上がらずにいたが、86分に敵陣左サイドでFKのチャンスを獲得すると、川井監督は直後の87分に最後の交代枠で森谷をピッチへ。そして、それが見事に的中する。

森谷が右足キックにゴール前にボールを送ると、ファン・ソッコが加入2年目で待望の初ゴールをヘッドで決め、鳥栖が勝ち越しに成功し、4試合ぶりの白星。仕切り直せずのG大阪は2連勝からの2連敗となっている。

サガン鳥栖 2-1 ガンバ大阪

【鳥栖】

堀米勇輝(前19)

ファン・ソッコ(後43)

【G大阪】

山見大登(後13)

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