ルヴァン杯A組最下位のG大阪、片野坂知宏監督が13日大分戦で新戦力テスト 負ければグループ敗退濃厚

G大阪は12日、ルヴァン杯・大分戦(13日・パナスタ)に向けた前日練習を行い、片野坂知宏監督らが取材に応じた。

J1リーグではここ3試合で1勝2分けと負けがないが、ルヴァン杯はここまで1分け2敗で現在A組の最下位。J2の大分とはアウェーで対戦した3月2日の試合で2―2と引き分けている。昨季まで指揮を執った古巣をホームに迎えるにあたり、片野坂監督は「我々は残り3連勝しないと、(グループリーグの)突破は難しいととらえています。ホームで、明日の試合は負けられない」と表情を引き締めた。

J1では先発メンバーを固定しつつある片野坂監督だが、10日の清水戦では1点を追う後半途中から出場した選手たちが流れを変えた。清水戦から中2日で迎えるこの試合は、先発の入れ替えが行われる可能性は高い。新型コロナの渡航制限や、代表活動などでチーム合流が遅れた今季新加入の韓国代表DF権敬源のデビューも待たれる。片野坂監督は、権について「やっと一緒にトレーニングを積み上げている状況。バランス、対大分というところも考えながら、起用するかは見極めたい」と語った。

また清水戦で途中出場からチャンスに絡んだMF山本や、18歳FW坂本らも出場の可能性が高い大分戦。坂本は「FWは結果がすべて。結果を出したいと思います」とプロ初ゴールを見据えた。負ければグループリーグ突破は絶望的となる一戦で、リーグ戦では出番の少ない選手たちの奮闘に期待したいところだ。

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