オ・セフン初弾の清水、勝利目前で逃す…G大阪が90+7分の小野瀬弾でドローに持ち込む!【明治安田J1第8節】

明治安田生命J1リーグ第8節の1試合が10日にIAIスタジアム日本平で催され、清水エスパルスvsガンバ大阪は1-1のドローに終わった。

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ここ5試合で白星から遠ざかる15位清水は前節から3選手が変更。オ・セフンが加入後初先発した。一方、2試合負けなしの9位G大阪は古巣戦となる三浦や石毛ら前節と同じ顔ぶれが先発。新戦力のクォン・ギョンウォンが加入後初めてベンチ入りした。

G大阪が2018年から4連勝中と相性の良い地に乗り込んでいったが、6試合ぶりの勝利を目指す清水が3試合ぶりのホーム戦で立ち上がりから前のめり。ボールを動かしながら、オ・セフンの長身を生かしたサイド攻撃を徹底して続け、相手に守りを強いる。

キックオフ早々から清水の攻勢を受け、後ろに重たい時間が続いたG大阪だが、次第にボールを握り返して反攻。切り崩し役の小野瀬が入る右サイドを中心にした攻めで崩しにかかっていくが、精度が伴わず、なかなか決定的なシーンを作り出せない。

終盤に入っても、オ・セフンの強さを生かした攻めを繰り出していった清水と、パトリックのポストプレーを起点にフィニッシュワークを活性化させていったG大阪の拮抗した展開が続くが、両チームともにネットを揺らせず、0-0でハーフタイムを迎えた。

後半も、互いに前線のターゲットマンを狙った攻撃を繰り出し合う流れが続くなか、57分に右サイド深くの鈴木が右足クロスを上げると、ボックス左のオ・セフンがヘッド。一度はGK一森にブロックされたが、跳ね返りを左足で押し込み、清水が先制した。

オ・セフンの加入後初弾で均衡を破った清水が畳みかけようと、神谷と片山も送り込むなか、まず追いつきたいG大阪は66分に高い位置でのボール奪取から3対2のカウンター。ボックス左に猛進したパトリックにボールが入るが、オフサイドで好機を逸する。

70分に奥野、山本、坂本を一挙に入れ、布陣も4バックに戻したG大阪は清水も後半の頭からプレーする松岡と同じく今季初出場となるサンタナを投入してきたなか、幾度かパトリックがヘディングシュートに持ち込む。だが、当たりが弱く、牙城を崩せない。

今季のここまで公式戦を通じてもまだ無得点試合がないG大阪は立田を入れた清水がクローズしにかかるなか、87分に左サイドからのクロスに79分から出場のレアンドロ・ペレイラがヘッド。GK権田もノーチャンスのコースに飛んだが、左ポストを叩く。

それでも、G大阪の反撃が続くと、後半アディショナルタイム7分にバイタルエリア中央でFKのチャンスを獲得。キッカーの山本による右足シュートこそ松岡のブロックに遭うが、こぼれ球に小野瀬が右足で合わせると、GK権田の手を弾いてラインを割った。

ほぼラストプレーだったこの場面を乗り越えれば勝利という状況だった清水だが、最後の最後で崩れ、6試合未勝利。2試合連続のドローに終わったG大阪だが、諦めない姿勢が実を結び、敵地で最低限の1ポイントを持ち帰ることに成功した。

清水エスパルス 1-1 ガンバ大阪

【清水】

オ・セフン(後12)

【G大阪】

小野瀬康介(後45+7)

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