「W杯かCLどちらかを選ぶなら…」堂安律が明かしたPSVへの想いとは?「アヤックスは無敵ではない」
「僕らが手強いライバルであることは、もう分かってもらえたと思う」
堂安律が、現在所属しているPSVについて語った。オランダ・メディア『Omroep Brabant』が4月2日付けで伝えている。
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23歳の日本代表MFは、17-18シーズンにガンバ大阪からフローニンヘンに移籍。海外初挑戦ながら1年目からリーグ戦で9ゴールを挙げるなど結果を残すと、19-20シーズンには同じオランダの名門、PSVに活躍の場を移した。
その後、昨シーズンはビーレフェルトで武者修行を積み、今シーズンからPSVで再びプレー。アヤックスに次いで2位の同クラブで、ここまでリーグ戦20試合に出場(うち先発は13試合)し、6ゴールをマークしている。
そんな堂安だが、昨夏にクラブを離れる腹積もりだったようだ。「『去りたい』と意思表示をしていましたが、その後に監督との話があったんです」と、当時をこう振り返っている。
「彼は僕を必要とし、多くのプレータイムを期待できると言ってくれました。その時、僕には『彼を信じるか、去るか』の2つの選択肢がありました。サッカーでは、人を信じることは難しいのですが、僕は残りました。今はとても満足しています」
先月には、カタール・ワールドカップ最終予選が行なわれたなか、メンバー落ちを経験。発表直後にもツイッターで「逆境大好き人間頑張りまーす!」と、覚悟を示していたレフティは、改めて日本代表への執着を示すとともに、クラブへの強い想いも明かしている。
「今は選ばれていません。そのことが残念でなりませんでした。でも今後、日本代表としてワールドカップに行けたら、とても光栄なことです。だけど、どちらか1つを選ばなければいけないとしたら、PSVの一員としてチャンピオンズ・リーグでプレーしたいですね」
現地メディアからのインタビューだけに、多少のリップサービス的な部分もあるかもしれない。それでも、堂安のPSVにかける想いは、まぎれもなく本物だろう。
アヤックスとの勝点差は、残り6試合で「4」。「アヤックスは無敵だと誰もが思っている。それがたまに腹立たしいです。僕らが手強いライバルであることは、もう分かってもらえたと思います」と語気を強める若きサムライは、難敵を抑えてのリーグ制覇ならびに、チャンピオンズ・リーグのストレートインへ導けるか。