G大阪DF昌子「終わってしまったような雰囲気、振る舞いが気になる」 1点差も内容完敗に危機感
◇明治安田生命J1第5節 G大阪2ー3福岡(2022年3月19日 パナスタ)
最後は1点差まで追い上げたが、内容は完敗に近かった。またしても本拠地の今季初勝利を逃したG大阪。福岡に21年ぶりの敗戦を喫した試合後、DF昌子源(29)は“あるポイント”を指摘した。
「90分間通してサッカーは何があるか分からない。言うても、たかが1失点。ポジティブに自分たちでしていかないといけない。形はどうあれ、得点は取れている。なのに、そこで“終わってしまった”ような雰囲気にしてしまった振る舞いは気になった」
前節・磐田戦では前半15分で失点。苦しい展開を強いられた要因となり、この日の福岡戦はより集中して試合に入ったはずだった。だが前半15分に失点。そこでパワーを出すのではなく、さらに受けてしまった。今季ここまで試していなかったアンカーを置くシステムに戸惑った部分もあるだろうが、狙っていたセカンドボールの回収率でも後手を踏み、相手の強みであるクロスやカウンターを存分に出させてしまった。
片野坂監督は「システムのせいなのか、選手の集中力だとか姿勢だとかそういった部分なのか、緊張感なのか、メンタル的なものなのか…。選手のパワーを半減させてしまわないように、選手が思い切ってプレーに集中して力を出せるようにしていかなきゃいけないかなというところも少し反省しています」と表情を曇らせた。
今季は“強いG大阪”を取り戻す第一歩。ここで踏ん張れるかどうかが重要になる。