クルークス1G1Aで課題の攻撃機能! 福岡がG大阪の猛追許すも今季初勝利【明治安田J1第5節】

明治安田生命J1リーグ第5節の1試合が19日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、アウェイのアビスパ福岡が3-2でガンバ大阪を下した。

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公式戦4試合負けなしを続けるものの、宇佐美に続いて、東口までも手術を受け、攻守の要を欠くG大阪。今節に向けては前節の先発から2選手が変更され、昌子と奥野が復帰したほか、布陣も中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]を採用した。

福岡は開幕から4試合で2失点の守りが光るものの、ここ3試合無得点でわずか1得点の攻撃面が課題となり、3分け1敗と勝利なし。今節も[4-4-2]の布陣が用いられ、ルキアンに代わって今季初先発のフアンマが2トップの一角に入った。

片野坂監督長谷部監督による1971年生まれの同学年対決としても注目された一戦。ホームチームが相手の前からのプレスに苦しみ、リズムに乗り切れずにいると、アウェイチームがその状況を生かしてペースを掴みにかかっていく。

すると、10分に敵陣左サイドの田中が斜めに出した縦パスこそズレたが、そのまま三浦と入れ替わった山岸が最終ラインを突破。最後はボックス中央のフアンマが繋いだボールを左のクルークスが右足で蹴り込み、福岡が先制した。

課題とする立ち上がりに失点のG大阪は徐々にビルドアップに転じる場面を増やすが、27分にもカウンターを浴び、今季初得点のクルークスにゴールを脅かされるなど、福岡ペースのまま。ボールを持っても、攻めあぐねる展開が続く。

結局、40分に右CKから石毛のキックに三浦がドンピシャのヘッドで合わせたシーン以外であまり効果的な攻めを繰り出せずに折り返したG大阪は後半から柳澤の交代カードを切り、巻き返しを図るが、福岡が前半と同じく勢いよく入る。

GK石川の好守で凌ぎつつ、反撃に転じたG大阪だが、堅守が光る福岡が追加点をもぎ取る。58分、バイタルエリア右にカットインしたクルークスが左足でクロスを上げると、田中がフアンマと重なりながら古巣のゴールを頭で揺らした。

田中にも初ゴールが飛び出して今季初の複数得点で勢いづく福岡はその後もボールを奪ってからのシンプルな縦の攻めで流れを掌握。G大阪は福田やレアンドロ・ペレイラ、山本を入れ、反撃に出ようとするが、あまり効果をなさない。

80分に最後のカードでチュ・セジョンを送り出して、勝負に出たG大阪だが、その1分後に74分から出場の金森が右サイドからボックス右に仕掛けて左足クロスを送ると、柳澤のクリアミスを誘ってオウンゴール。福岡が畳みかける。

良いところがなく、失点を重ねるG大阪だが、その3失点目の直後にボックス左でボールを拾った福田が中にカットインしての右足フィニッシュを決めて、1-3に。福岡は84分に熊本を入れ、逃げ切りに転じるが、G大阪の猛攻が続く。

そのG大阪は後半アディショナルタイム1分、右サイドからチュ・セジョンが右足でクロスを送ると、前節もゴールを決めたレアンドロ・ペレイラが頭で合わせて、1点差に。だが、福岡が何とかその1点差を守り抜き、今季初勝利を手にした。

ガンバ大阪 2-3 アビスパ福岡

【G大阪】

福田湧矢(後37)

レアンドロ・ペレイラ(後45+1)

【福岡】

ジョルディ・クルークス(前10)

田中達也(後13)

OG(後36)

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