Ｇ大阪は９日、新潟とのナビスコ杯準決勝の第２戦（１１日、万博）に向け非公開で調整した。敵地であった第１戦ではコンディション不良の主力を大量休養させたうえで１―２で惜敗。アウェーゴールも獲得し主力たちも復帰する次戦は１―０でも決勝進出が決まる有利な状況だ。

しかし、長谷川監督は、周囲に流れる楽観的な雰囲気に警鐘を鳴らす。練習前には長時間ミーティングを行い入念にポイントをチェック。「１戦目のメンバーは頑張ったけど結果だけが不満。簡単な結果ではない」と厳しい表情を見せた。

決勝進出の行方を大きく左右するのが先制点だ。初戦をＴＶ観戦した遠藤は２戦目での復帰に向け「失点しないことは大前提。先に点を与えるときつくなる」と狙いを口に。ベテラン司令塔のかじ取りで困難な状況を乗り切る。