ダメ押し点決めた宇佐美 半年ぶりゴールで定位置奪取へアピール サッカー日本代表 産経新聞 10月9日(金)11時38分配信

【マスカット=小川寛太】サッカーの日本代表は9日、13日に国際親善試合を行うテヘランへ移動。8日の2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジ ア2次予選では、E組の日本はオマーンの首都マスカットでシリアと対戦し、途中出場した宇佐美のゴールなどで、3-0で勝利した。

試合終了間際だった。後半21分からピッチに立った宇佐美は後半43分、清武のパスを本田がつないだボールを、右足でゴールに押し込んだ。「チームメートに感謝したい」と、満足そうに大粒の汗をぬぐった。

代表での得点は、3月のウズベキスタン戦以来約半年ぶり。J1で得点ランク2位の19ゴールを挙げる一方、代表では結果から見放されていた。「焦りはな かった」という23歳に、ハリルホジッチ監督は「スピードをもたらし、いくつもチャンスを作ってくれた」と称賛を惜しまなかった。

主戦場とする左FWは、原口や武藤らと争う最激戦区。今は定位置奪取に至っておらず、13日のイラン戦も含め、与えられた機会でアピールが必須だ。「途中出場が多い中でも、結果を出していかないといけない」。大きな手応えをつかみ、今後の飛躍を誓った。

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