今年最初の「大阪ダービー」はC大阪が接戦制す 新加入のFW上門、MF中原が移籍後初ゴール
◆YBCルヴァン杯 ▽1次リーグA組第1節 C大阪 3―2 G大阪(23日・パナソニックスタジアム吹田)
今年最初の「大阪ダービー」は、C大阪の新戦力が得点に絡み今季公式戦初勝利に大きく貢献した。
前日取材では「必ず勝たないといけない試合」と小菊昭雄監督。19日のリーグ開幕戦・横浜FM戦からDF松田陸以外先発を10人変更し、17歳でJ1デビューを果たしたU―18所属FW北野颯太もスタメンに名を連ねた。
前線からの厳しいプレスでボールを奪い主導権を握ると、前半7分に先制。MF鈴木徳真のフリーキックをMF為田大貴がバックヘッドで合わせてネットを揺らした。
昨季、J2千葉から加入したドリブラーにとっては待望の移籍後公式戦初ゴール。チームを勢いに乗せると、今季の新加入組も躍動した。前半41分、右サイドの深い位置からMF中原輝がマイナスにクロス。パスを受けたFW上門知樹が右足を振り切り、ゴール左隅に突き刺した。昨季、J2岡山で13ゴールをマークしたアタッカーが新天地でのデビュー戦で初ゴールといきなり結果を残した。
試合は後半に2失点を喫したが、終盤に再び新戦力が魅せた。後半39分、主将MF清武弘嗣のパスからMF新井晴樹が左サイドを突破。新井のクロスを中原が左足で合わせて再び勝ち越した。ライバルクラブとの接戦を制したC大阪が、ルヴァン杯初戦を白星でスタートした。