G大阪・片野坂監督が“サバイバル方針”打ち出す 練習でアピールできている選手を出場させる!
今季から就任したG大阪・片野坂知宏監督(50)が7日、年間通じたサバイバル方針を打ち出した。
沖縄キャンプから帰阪した1月29日以降に、選手とスタッフ合わせて12人の新型コロナ陽性が判明。2月5日から練習を再開させたが「感染対策を練っていても、いつ、どこで、誰が罹患するのかは分からない。あらためて怖さを感じました」と今季もコロナとの“戦い”が続くことを覚悟した。それも踏まえ「シーズンを通して戦力を維持し、また選手層の底上げもしていかないといけない。そこは大事にしていきたいです」と口にした。
「ベテランでも若手でも外国人でも練習でしっかりアピールできている選手が試合に出るべき。そこはブレずにやる。開幕から最終戦まで変わらず、選手を刺激しながら、そのつどベストな11人とベンチ入り18人を選んで勝利を目指していく」
特定の選手に依存しないためには、攻守における約束事の共有や浸透が大事。5日に予定されていた京都とのプレシーズンマッチが中止となり「開幕までの準備で個人差がある。描いていたプランにズレが生じている」と偽らざる心境を吐露したが、同時に「徐々に積み上がっている」と戦術浸透には自信を見せる。
「まだ開幕メンバーも固まっていません」。19日のリーグ開幕・鹿島戦(パナスタ)まで約2週間。コロナによるアクシデントに見舞われたが、少しでもチーム内の競争力を高めて“新生ガンバ”を見せる。



