G大阪CSピンチ!屈辱5失点…宇佐美不発に長谷川監督ガックリ サンケイスポーツ 10月5日(月)7時0分配信

明治安田J1第2ステージ第13節最終日(4日、川崎5-3G大阪、等々力)G大阪は敵地で川崎に3-5と完敗。第2ステージ8位に順位を落とし、年間順 位もチャンピオンシップ(CS)出場圏内の3位FC東京とは勝ち点5差の4位のまま。残り4試合となり、CS進出がピンチだ。得点ランクトップタイだった 日本代表FW宇佐美貴史(23)が不発だったのに対し、川崎のFW大久保嘉人(33)は2得点。エース対決でも完敗した。

チームも、エースも、完敗だった。ガンバの宇佐美が不発に終わったのに対し、ライバルの大久保は火付けの先制点に勝ち越しゴールと2得点。期待に応えられなかった背番号39に、長谷川監督も肩を落とした。

「パトリックは2点取って意地を見せたけど…貴史に関してはまだまだお子ちゃまなのかなと。厳しいゲームで見せてくれてこそ、本物になっていくんだと思います」

開始早々の前半2分に大久保にやられて失点。その後も相手にボールを保持され、主導権を握られる時間が続いた。その要因が2トップの守備難にあった。相 手DFラインに自由にボールを回され、攻撃のスイッチ役となるMF中村、大島のボランチコンビに簡単にパスをつながれた。

「2人はもっとボールにチャレンジしていかないといけなかった。(相手の)最終ラインのところにプレッシャーをかけられなかった」と指揮官も嘆く。そのまま守備が崩壊し、5失点という最悪の結果を招いた。

宇佐美も「ボールを取りにいく感覚がよくなかった」と出来の悪さは痛感。攻撃でも前半29分にパトリックがGKと競り合ったこぼれ球をループで狙うも枠 を外すなど精彩を欠いた。得点ランクトップで並んでいた大久保に目の前で2差に広げられ「取るところで取るなと感じたし、フロンターレでしっかりと仕留め る役割を担っているんだな」と称賛するしかなかった。

残りは4試合。広島、浦和と上位チームとの対戦が含まれている。3位には勝ち点5差で、CS出場には黄信号だ。指揮官は「上位に勝ち点を詰めるチャンス だったんですが、最後まで諦めずに戦っていきたい」と懸命に前を向いた。ACLも4強に残り、まだまだ厳しい日程が続く。ここから昨季3冠王者の底力が試 される。

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