【G大阪】健太監督一喝!今季最多の5失点で年間王者絶望的に スポーツ報知 10月4日(日)23時22分配信

◆J1第2ステージ第13節 川崎5―3G大阪(4日・等々力陸上競技場)

G大阪が川崎との打ち合いに3―5と敗れ、残り4試合で年間首位・浦和との勝ち点差は11と広がり、年間王者が絶望的な状況に追い込まれた。次節・17 日の浦和戦(万博)で引き分け以下に終われば、年間王者の可能性は消滅。さらに年間3位・F東京とも勝ち点5差と、3位以内が出場できるプレーオフ進出も 厳しい状況に追い込まれた。

ACL準決勝第1戦の広州恒大戦から中3日と日程が厳しい中、動きが重く、守備が崩壊した。3―5―2の川崎に対し、第2ステージの基本布陣・ 4―2―3―1ではなく、2トップと、ひし形の中盤で構成する4―4―2で挑んだ。しかし川崎のパスワークに振り回され、今季最多の5失点。ハーフタイム には長谷川健太監督(50)が、川崎のダブル・ボランチへの守備が機能しない宇佐美、パトリックの2トップを一喝する一幕もあった。

後半26分には途中出場のMF倉田のゴールで3―3の同点に追いつく意地もみせたが、同30分に日本代表DF米倉が痛恨のPKを献上。3失点に絡んだ米倉は「完敗でした。疲労は言い訳にしない」とショックを隠しきれなかった。

試合後、長谷川監督は「集中力が散漫だった。相手に襲い掛かるような迫力が足りなかった」と悔しがった。ACLに続き、この日も無得点と大一番で結果を 出せなかったエース宇佐美に対しては「まだまだお子ちゃま」と手厳しかった。昨季の3冠を超えるべく、すべてのタイトルを目指して戦う今季。しかし、 ACLでの厳しい戦いと並行して目指すJリーグ連覇への道は、難しい状況に追い込まれた。

Share Button