約2カ月ぶり復帰のG大阪DF昌子「素直に喜べないし情けない目標だったけど…」 J1残留に貢献

◇明治安田生命J1第35節 G大阪3ー2大分(2021年11月7日 昭和電工ドーム)

9月12日・仙台戦以来約2カ月ぶりにG大阪DF昌子源が、実戦復帰を果たした。「何とかミッションはクリアできて良かった」。1点ビハインドの後半開始から3バックの一角として出場。負傷明けだったにもかかわらず安定したパフォーマンスを発揮した。

「前半を見ていてDFラインが低いと感じていた。それで相手にセカンドボールも拾われているし、リズムが出ていないな、と」

リスク覚悟でDFラインを高く設定するように働きかけ、中盤より前の選手たちの「思い切りの良さ」を出させることを意識。「後ろ(DF陣)の選手が我慢すれば、逆転できるチーム力はある。僕たちが土台を支えるのが大事」。後半45分間を無失点で抑え、逆転勝利を“演出”した。

「素直には喜べないし、情けない目標だったけど、これで一息付ける」。開幕直後には新型コロナによる集団感染で活動停止。再開後も成績が上がらず、5月には宮本恒靖前監督の交代に踏み切った。そして相次ぐ負傷者続出。今季は幾多のアクシデントに見舞われ目標を「J1残留」に下方修正せざるを得なかったが、最低限のノルマは達成できた。ただ昌子自身が「この順位にいるチームじゃない」と口にするように納得はしていない。

残り3試合。G大阪としてのプライドを示し、来季につなげる戦いを見せる。

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