G大阪のパトリックが残留決めるハットトリック 3点目はPK「山見が蹴らせて欲しいと言ってきたら…」

◇明治安田生命J1第35節 G大阪3ー2大分(2021年11月7日 昭和電工ドーム)

G大阪のFWパトリックが、14年9月27日・鳥栖戦以来自身2度目のハットトリックで逆転勝利に貢献した。「残留争いしているチーム同士の直接対決。大きな意味を持つハットトリックだよ」。J1残留を決定付けるゴールに胸を張った。

ストライカーとしての自負、そして後輩を思う優しさが入り交じった3発だった。特に後半39分の逆転PKを獲得したシーン。それは来季新加入で特別指定選手されているFW山見大登が、エリア内で相手のハンドを誘発して得たものだった。

このチームではPKキッカーは決まっていない。パトリックは「僕も2点を取っていてPKも自信があった。だからボールを持って臨んだんだ」と言いつつ「もし山見が蹴らせて欲しいと言ってきたら、彼も良いプレーしていたので譲るつもりだったよ」と自らの記録にはそこまでこだわっていなかったという。だが託された以上、それを決めきることに集中した。

今季12得点となり、広島に在籍していた18年以来3シーズンぶりの2桁得点も達成。「最後の3試合、皆で一緒に頑張りましょう」。ここからは一つでも順位を上げるため、パトリックは果敢にゴールを奪いにいく。

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