横浜、逆転優勝の目が消える…。果敢に攻め立てるもG大阪の倉田弾で痛恨の0-1敗戦
圧倒的なボール支配率で攻め込んだが…
Jリーグは11月3日、J1第34節の10試合を各地で開催。日産スタジアムに行なわれた横浜F・マリノス対ガンバ大阪の一戦は、1-0でG大阪が勝利した。
両チームのメンバーは以下のとおり。
横浜/ホーム 監督:ケヴィン・マスカット
スタメン)
GK:高丘陽平 DF:松原健、チアゴ・マルチンス、實藤友紀、ティーラトン MF:扇原貴宏、岩田智輝、マルコス・ジュニオール FW:エウベル、レオ・セアラ、前田大然
サブ)
GK:梶川裕嗣 DF:小池龍太 MF:天野純、喜田拓也 FW:水沼宏太、仲川輝人、杉本健勇
G大阪/アウェー 監督:松波正信
スタメン) GK:東口順昭 DF:柳澤亘、菅沼駿哉、佐藤瑶大、藤春廣輝 MF:倉田秋、福田湧矢、井手口陽介、山本悠樹 FW:パトリック、宇佐美貴史
サブ) GK:加藤大智 DF:黒川圭介、髙尾瑠 MF:奥野耕平、小野瀬康介 FW:ウェリントン・シウバ、チアゴ・アウベス
残り5試合で、勝点12差で首位の川崎フロンターレを追う横浜にとっては是が非でも勝利が欲しいゲーム。逆転優勝を狙うトリコロールは、この日も熟練のビルドアップと縦に速い攻撃で相手ゴールに迫っていく。
圧倒的なボール支配率で攻め立てる横浜は、左ウイングの前田を軸にチャンスを創出。18分にはL・セアラがオーバーヘッドで狙うも、これは惜しくもバーに嫌われる。
押し込まれながらも粘り強い守備で耐え凌ぐG大阪は、マイボールにした後のアクションが今ひとつ。スピーディに局面を前に動かそうとするが、パスが乱れて思うようなアタックを繰り出せない。
攻める横浜、守るG大阪という構図で試合は推移していくなか、前半はスコアボードが動かず、スコアレスで折り返す。
迎えた後半、ついに均衡が崩れる。先制したのはG大阪。55分、左サイドから山本が狙いすました鋭いクロスを入れると、倉田がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らす。
ビハインドを背負った横浜は懸命に反撃に出るも、5バックに変更して守りを固めるG大阪ゴールを最後までこじ開けることができず。ホームで0-1の敗戦を喫した。G大阪は勝点40に伸ばし、残留に向けて大きく前進した。
同時刻にキックオフされた川崎対浦和レッズの一戦は、1-1のドロー決着。この結果、残り4試合で首位・川崎と2位・横浜の勝点差は「13」に広がり、横浜の逆転優勝の目が消滅。川崎が連覇を達成した。
次節の第35節では、横浜は11月6日にホームでFC東京と対戦。G大阪は同7日に大分トリニータの敵地に乗り込む。