【一挙プレビュー】注目は“史上最強”の証明に挑む川崎Fと浦和の対戦。その他、横浜FMvsG大阪や神戸vs仙台など|Jリーグ
11月3日(水)に開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。ミッドウィークは、J1リーグ10試合、J2リーグ11試合が開催される。
11月3日(水)
13:05 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ(J1)
6連勝中の川崎Fは優勝に王手。今節で『川崎F勝利・横浜FM引き分け以下』、『川崎F引き分け・横浜FM敗戦』という結果に終わった場合、ついに連覇が確定する。前節の勝利でJ1史上最多勝点を更新したチームは、ホームで“史上最強”の証明に挑む。
対する浦和も、ACL出場権獲得に向けて落とせない一戦だ。現在3位との勝点差は「3」。首位チーム相手とはいえ、今節も3ポイントが必要となる。注目はFWキャスパー・ユンカー。公式戦2戦連発中のストライカーが、連覇目前の王者に立ちはだかる。
13:05 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪(J1)
2位の横浜FMはここ7試合で3勝1分3敗と失速気味。特にそのうちの6試合で先制を許しており、本来のスタイルを発揮するためにも、守備の安定が不可欠だ。今節で引き分け以下に終わると優勝が消滅する可能性もあるだけに、ホームで意地を見せたい。
G大阪は前節の勝利により、降格圏との差を「7」に拡大。ここで連勝を飾ることができれば、残留がさらに近づく。その中で、今節のキーマンはFWパトリックだ。自身が最も多くの得点に関与しているカードで(7得点1アシスト)、キラーぶりを発揮したい。
14:00 FC東京 vs 清水エスパルス(J1)
FC東京は現在3連敗中。今節も黒星を喫すると、クラブ初のシーズン2度目の4連敗となる。この不名誉な記録を打ち立てないためにも、奮起が求められるのは攻撃陣だ。清水戦直近4試合で3得点のFWアダイウトンは、この一戦でも相性の良さを見せられるか。
清水も連敗中で、降格圏が勝点2差に接近。ただ、FC東京との前回対戦では3-0の快勝を収めており、良いイメージを持って敵地に向かいたい。FWチアゴ・サンタナが今季得点した10試合はわずか1敗。絶対的なエースは得点力不足に陥るチームを救えるか。
14:00 横浜FC vs サガン鳥栖(J1)
横浜FCは前節、湘南ベルマーレとの直接対決に敗れ、残留圏との差が「6」に広がった。ただ、FWサウロ・ミネイロが先発に定着したここ4試合は計10ゴール。攻撃面では成果を挙げられており、今節は9試合連続で失点が続く守備の修正がカギを握る。
鳥栖は5戦未勝利で、この間わずか1得点。チームはこの明白な課題をどう解決するか。その中で、キーマンとなるのがFW山下敬大だ。二桁得点にリーチをかけながら、現在は2ヶ月以上ノーゴールが続いており、今節こそチーム得点王の復活に期待したい。
14:00 徳島ヴォルティス vs セレッソ大阪(J1)
徳島は下位直接対決の2連戦に勝ち切れず、降格圏に逆戻り。今節は中10日の準備期間で図った修正を結果に繋げたい。キーマンはMF岩尾憲だ。現体制でも全試合に先発を続ける主将は、攻守に舵を取り、J1残留に向けてチームを束ねることができるか。
C大阪はルヴァンカップ決勝で敗れ、惜しくも戴冠ならず。ただ、リーグ前節には2位の横浜F・マリノスを撃破し、天皇杯でもベスト4進出と、チームは着実に成長を続けている。この一戦でリバウンドメンタリティーを見せ、次なる一歩を踏み出せるか。
14:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ファジアーノ岡山(J2)
甲府は前節、最後までゴールをこじ開けられず、再び昇格圏とは勝ち点8差。勝利が昇格への希望をつなぐ手段なだけに、リーグ2番目に失点が少ない岡山からスコアレスに終わった前節の反省を活かせるか。攻撃陣に奮起したい。
岡山は、現在7戦無敗(2勝5分)。しかし引き分けの5試合では追加点が奪えていない。前節のゴールで10得点と大台に乗せたFW上門知樹は、ここ4戦4得点と絶好調。波に乗る背番号14はさらにゴールを量産するか。
14:00 アルビレックス新潟 vs ジュビロ磐田(J2)
新潟は、崖っぷちだ。最後まで勝ち越す弾が遠かった前節を引き分けたことで、数字上でも昇格が厳しい状況に。今節敗れれば、高確率で昇格への可能性が完全に消滅。チーム一体となって背水の陣で臨む。
磐田は、劇的な勝利を飾った前節の勝利で昇格に向けて大きく前進。そこに現在リーグ得点王のFWルキアンも出場停止明けで復帰し、盤石な布陣を固める。次節に京都サンガF.C.との頂上決戦の前に勝利で弾みをつけたい。
15:00 名古屋グランパス vs 柏レイソル(J1)
名古屋は先週30日、悲願のルヴァンカップ初制覇を果たした。クラブにとっては実に11年ぶりのタイトル獲得。リーグ随一の堅守を武器に、マッシモ・フィッカデンティ監督のチームは新たな歴史を刻んだ。中3日の今節は、今季リーグ戦20度目の完封を狙う。
前節今季最多の5失点で敗れた柏にとって、今節のポイントは先制点だ。今季先制した試合の勝率はリーグ1位の91%(10勝1分)。一方で、先制を許した試合数はリーグワースト(21試合)となっており、堅守を誇る相手に対し、慎重な戦いが求められる。
15:00 サンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズ(J1)
広島は25日、城福浩監督の退任を発表。残り5試合となったタイミングで、クラブは新たな方向に進むことを決断した。ここまではリーグ2番目の引き分け数(12)が響き、10位に甘んじているが、この再出発の一戦でサポーターに勝点3を届けられるか。
鹿島は先週の天皇杯で準々決勝敗退。ACL出場に向けて、残り5試合で3位との勝点差5を埋めなければならない。そんな中、FW上田綺世は3戦連続ゴールと好調。クラブではFW金崎夢生(現・名古屋グランパス)以来となるリーグ4戦連発を狙う。
15:00 アビスパ福岡 vs 大分トリニータ(J1)
すでにJ1残留を決めている福岡は29日、長谷部茂利監督との契約更新を発表。昇格組ながら、ここまで8位につける健闘ぶりは、今季のJ1におけるサプライズの1つだ。堅守を強みとしてきたチームは今節、J1ホーム通算30試合目の完封達成に挑戦する。
対する大分も、ここ6試合はわずか2失点と堅守が光る。ただ、アウェイゲームでは現在15試合連続未勝利。J1でいまだ負けたことがないライバルとの対戦で、この流れを断ち切れるか。前線では直近3試合2ゴールと好調なMF町田也真人の活躍がカギを握る。
16:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 湘南ベルマーレ(J1)
札幌は現在ホームゲームで5試合連続の無得点。毎試合、数多くのチャンスを演出できているだけに、あとは“ケチャップの蓋”を開けるのみだ。その中で、注目はMFチャナティップ。前々節に復帰したタイの王様は今節、開幕節以来となるゴールを狙う。
湘南は前節、山口智監督の下で初勝利を飾り、降格圏を脱出。決勝ゴールを奪ったのはチームの象徴、MF山田直輝だった。アウェイの札幌戦は3連敗中の“鬼門”だが、前節得た勢いはこれ以上ないもの。アグレッシブな姿勢を貫き、今季初の連勝を目指す。
16:00 ヴィッセル神戸 vs ベガルタ仙台(J1)
神戸は前節、名古屋グランパスとの上位対決に引き分け。2点のビハインドを跳ね返し、貴重な勝点1を獲得した。ここ最近、特にインパクトを残しているのがFW武藤嘉紀。ここ5試合で4ゴールという活躍ぶりは、代表復帰も視野に入れる存在感だ。
仙台は前節の勝利で最下位を脱出し、残留への望みを繋いだ。今節からは神戸、名古屋グランパスと上位との対戦が続くが、粘り強くポイントを稼げるか。前節約2年ぶりのゴールを決めたMF関口訓充には、今節もチームを牽引する活躍が期待される。
18:00 ツエーゲン金沢 vs 愛媛FC(J2)
4試合勝利ないなかでもここ5試合で1勝3分1敗としぶとく勝点を上積みする金沢。ただ直接対決となる今節は、勝ち点3が至上命題。そのためにも古巣対決のFW丹羽詩温には、エースの働きぶりを期待したい。
愛媛は前節、序盤の失点が響いて3試合ぶりに黒星。ただ直近5試合は、2勝1分2敗と結果自体は悪くない。現実的な戦い方で勝機を見い出している中で、直接対決を制し、残留への道を自ら切り開いていけるか
<3日の対戦カード>
13:00 相模原vs秋田(J2)
13:05 川崎Fvs浦和(J1)
13:05 横浜FMvsG大阪(J1)
14:00 FC東京vs清水(J1)
14:00 横浜FCvs鳥栖(J1)
14:00 徳島vsC大阪(J1)
14:00 山形vs東京V(J2)
14:00 水戸vs北九州(J2)
14:00 栃木vs千葉(J2)
14:00 町田vs松本(J2)
14:00 甲府vs岡山(J2)
14:00 新潟vs磐田(J2)
14:00 京都vs大宮(J2)
14:00 山口vs琉球(J2)
14:00 長崎vs群馬(J2)
15:00 名古屋vs柏(J1)
15:00 広島vs鹿島(J1)
15:00 福岡vs大分(J1)
16:00 札幌vs湘南(J1)
16:00 神戸vs仙台(J1)
18:00 金沢vs愛媛(J2)