青森山田MF松木玖生の先制ヘッド口火に4発!! 高校生躍動のU-22日本代表、カンボジアに完封勝利
[10.26 AFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選 U-22日本代表 4-0 U-22カンボジア代表 Jヴィレッジスタジアム]
U-22日本代表は26日、来年6月にウズベキスタンで開催予定のU23アジアカップ出場権を懸けた予選でU-22カンボジア代表と対戦した。MF松木玖生(青森山田高)の先制ゴールを口火に4発。高校生が躍動し、日本が4-0で勝利をおさめた。
カンボジア戦のメンバーは大学生や高校生、週末のJリーグに出場時間が短かった選手を中心に編成された。システムは4-3-3で、GKは佐々木雅士(柏)。4バックは右からDF山原怜音(筑波大)、DFチェイス・アンリ(尚志高)、DF角田涼太朗(横浜FM)、DF加藤聖(長崎)。中盤3枚はキャプテンマークを巻いたMF松井蓮之(法政大)がアンカーを担い、インサイドハーフにMF田中聡(湘南)と松木。右ウイングにMF甲田英將(名古屋U-18)、左にMF佐藤恵允(明治大)、1トップにFW細谷真大(柏)が入った。
日本が幸先良く試合を動かした。前半9分、右コーナーキックで加藤が左足で速いボールを蹴り込むと、GKが弾いて左に流れ、ファーサイドの松木がヘッドで押し込んだ。日本が主導権を握り、右サイドの甲田がドリブルで積極的に仕掛けるなど、攻撃の圧力を強めていく。
前半26分には山原のパスを受けた細谷が落とし、田中がミドルシュート。決定的な形だったが、これは惜しくも右ポストを叩いた。44分には松井が右に展開し、甲田が胸トラップでおさめると、右から鋭くカットイン。左足シュートでニアを破り、2-0で前半を折り返した。 後半立ち上がりに加藤のCKからアンリがヘッドで叩きつけるなど、日本は主導権を譲らない。すると後半7分、佐藤が積極的な守備からボールを奪い、スルーパスを出すと、抜け出した細谷がドリブルで持ち出し、左足で無人のゴールへ流し込んだ。
3-0とリードを広げた日本は後半14分、田中を下げてMF藤田譲瑠チマ(徳島)、甲田を下げてMF中村仁郎(G大阪ユース)を投入し、4-2-3-1にシステムを変更。藤田は松井とダブルボランチを形成し、中村は右サイドに入り、松木がトップ下にシフト。後半27分には松井に代わってMF鈴木唯人(清水)が投入された。
日本は攻撃の手を緩めず、後半28分、右サイドでプレッシャーをかけた流れから、こぼれ球を細谷が落とし、中村が右45度から技ありの左足シュートを突き刺した。反撃を受ける時間帯もあったが、日本は4-0で完封勝利。中1日で香港代表と対戦する。