そこにいたのは東口!! 絶体絶命の危機防いだ守護神「大きな勝ち点1だと思う」
[10.16 J1リーグ第32節 浦和 1-1 G大阪 埼玉]
まさに守護神という働きぶりだった。ガンバ大阪GK東口順昭は好守を連発して、チームに勝ち点1をもたらした。
序盤から浦和にボールを保持され、ゴールを脅かされる場面を作られる。しかし、前半14分にDF山中亮輔が放った意表を突いたロングシュートを弾き出すなど、東口が浦和の前に立ちはだかった。
主導権を握られながらも得点を許さず。我慢して試合を進めてきたが、後半アディショナルタイム、90+1分にMF江坂任にPKを沈められて先制を許してしまう。しかし、90+4分にFWパトリックのPKで同点に追い付くと、ここから守護神が魅せた。
ホームで勝ち越しを狙う浦和に押し込まれるが、まずは90+6分、MF小泉佳穂の枠を捉えた鋭いミドルシュートを横っ飛びで弾き出す。そして、90+7分には絶体絶命の危機。MF西大伍、DF岩波拓也とつながれたボールがゴール前にこぼれてくる。フリーで走り込んだMF田中達也に至近距離からシュートを放たれるも、冷静に対応した東口がキャッチして得点を許さなかった。
「ごちゃごちゃしていて、ボールに食らいつくのに必死だった。状況はよく分からないけど、最終的に自分の懐に入って来たのでよかった」。敵地でつかんだ価値ある勝ち点1。「終盤に失点して追い付けた。大きな勝ち点1だと思う」と振り返った。