＜明治安田生命J1：G大阪2－3仙台＞◇第28節◇12日◇パナスタ

ガンバ大阪は11戦未勝利だった下位のベガルタ仙台に勝利を献上し、3連敗となった。14位に後退し、J2自動降格圏の17位徳島ヴォルティスとは勝ち点7差。再び残留争いに巻き込まれつつある。

MF矢島慎也（27）はこの試合、ベンチスタートだったが、FW小野の右脚負傷で前半16分に緊急出場。同39分に一時は同点となる今季2点目を含め、さらに後半には相手のハンドを誘発してPKを獲得。全2得点に絡む仕事をした。

それでも会見に出席した表情は、限りなく厳しく「気持ちとか、闘う姿勢はみんな持っている」と、プロとしての大前提を説明した上でコメントした。

「なんで、あそこ（失点の場面）まで（ボールを）運ばれたか、1個1個、解決して共有していかないと。だから3失点している」

単なる失点の直接原因となった1場面だけではなく、それ以前の場面でボールを失った原因、サポート態勢の有無など、チーム全体で課題を解決できていないことに言及した。

「僕はずっと危機感を持っているタイプ。今日（自分が）1点を取ったからといって、やらないといけないことが多い。ボールを失ったところでどうすればいいか、満足せずにやらないといけない」

故障者が多いとはいえ、豊富なタレント軍団のG大阪が、もがき苦しんでいる。

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