仙台は無得点で7戦勝ち無し…今季初の3連勝でG大阪が13位をキープ【明治安田J1第5節】

明治安田生命J1リーグ第5節延期分、ベガルタ仙台vsガンバ大阪が3日にユアテックスタジアム仙台で行われ、0-1でG大阪が勝利を収めた。

G大阪のチーム内で新型コロナウイルス(COVID-19)の集団感染が起きた影響により開催が延期されていたこの一戦。現在、公式戦6戦勝ち無しで18位と降格圏内に位置している仙台は、10日に行われた第22節の北海道コンサドーレ札幌戦からスタメンを3人変更。今節は、フィリペ・カルドーゾに代わり西村が赤崎と共に攻撃を牽引する。

一方、短期間での連戦が続くG大阪は前節からスタメンを6人変更。前節メモリアルゴールを挙げた矢島と宇佐美をシャドーに、パトリックをワントップに置く布陣で今季初のリーグ戦3連勝を目指す。

試合は、ポゼッションでG大阪のプレスを避けながらチャンスを窺う仙台に対し、シャドーの矢島、宇佐美を起点に少ない手数で攻めるG大阪という構図で進行。攻守の入れ替わりが激しいものの、両チーム共に決定的な場面を作り出すことができない。

そんな均衡状態が続く中、迎えた31分。仙台の西村がバイタルエリアへボールを運ぶと、ボックス手前右へ開いた赤崎へパスを送る。これを受けた赤崎がゴール前へダイレクトでクロスを上げると、ボックス右にいた真瀬がダイレクトでゴールへ突き刺す。しかし、これは赤崎がボールを受けた段階でオフサイドとなり、ノーゴールの判定となった。

肝を冷やしたG大阪だが、34分に右CKのチャンスから先制点を挙げる。キッカーの山本が直接クロスを上げると、ゴール前中央で高い跳躍力を発揮したパトリックが競り勝ち、ゴール右上にヘディングシュートを放つ。GKヤクブ・スウォビィクが手を伸ばし、仙台DFがクリアしに行くも、ボールはその上を通過してゴールへ吸い込まれた。

前半のゴールで勢いを得たG大阪は、49分にパトリックが再びゴールへ迫る。センターサークル内の混戦を抜け出したパトリックが独走しボックス内でシュートを放つもGKがキャッチ。一方、仙台も50分に赤崎の左サイドのクロスを真瀬が合わせるが枠の外へ。後半に入っても両チームともに攻撃の手は緩まない。

このまま負けていられない仙台は、67分にフェリペ・カルドーゾとエマヌエル・オッティを投入。73分にそのエマヌエル・オッティが左サイドへ抜け出しチャンスを演出。79分にはドリブルからシュートを放ちゴールへ迫るものの、ホームチームにゴールは生まれない。

その後もフェリペ・カルドーゾやエマヌエル・オッティを起点としてゴールに迫る仙台だが、G大阪が置く5枚の最終ラインを崩すことができずに試合終了。仙台が中断明けを勝利で飾ることができず公式戦7戦勝ち無しとなった一方、G大阪は今季初のリーグ戦3連勝を成し遂げ13位をキープ。12位のセレッソ大阪と勝ち点23で並ぶこととなった。

ベガルタ仙台 0-1 ガンバ大阪

【G大阪】

パトリック(前35)

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