【G大阪】宇佐美、正確キックで大久保に並ぶトップタイの19得点 スポーツ報知 9月27日(日)7時4分配信

◆J1第2ステージ第12節 G大阪3―1柏(26日・万博記念競技場)

G大阪はMF阿部浩之(26)の2得点、日本代表MF宇佐美貴史(23)のダメ押し弾で、柏に3―1と勝利した。宇佐美は得点ランキングでも川崎FW大久保嘉人(33)に並ぶ19点目。30日に控えたACL準決勝・広州恒大戦(中国)へ弾みをつけた。

針の穴を通すような、正確なコントロールだった。1点リードの後半15分、MF宇佐美はゴール正面でFWパトリックのパスを受けると、右足のインサイド キックでゴール右隅を狙った。「コースが見えたので、人がいない隙間を探せた。(調子が)いいときは、そういうところを探せるんで」。シュートはDFの間 をすり抜け、ポストの内側をかすめてゴール。川崎FW大久保に並ぶ今季19点目で試合を決めた。

第2Sから務める左サイドMFでのプレーも板についてきた。この日は左サイドから、何度も絶妙なクロスでチャンスを演出。宇佐美最大の武器・ドリブル突 破を警戒して距離を取って守るDFを、正確なキックで翻弄し、得点シーンでは中央でパスを受けてこの日唯一の決定機をゲット。サイドではパサー、中ではス トライカーとめりはりの利いたプレーを見せた。

決定力とパスセンス、両方を生かしたいという長谷川監督の起用法に応え“一人二役”を見事に演じた。「右サイドで(攻撃を)つくった時は、左で(自分 が)仕留める。相手がどういう対応をしてきても、それを越えられる技量はある」。8、9月には日本代表も含めて公式戦10試合無得点の時期もあったが、自 信たっぷりの言葉に確かな手応えをうかがわせた。

前日に50歳の誕生日を迎えた指揮官も「本当に言うことのない勝利」と称賛した快勝劇。30日に控えるACL準々決勝の広州恒大戦に弾みをつけた。中3 日の日程も「いいストレスがあるというか、いい状態で臨めると思う」と前向きにとらえた宇佐美。今季最大のビッグマッチを前に、エースの調子が上向いてい ることは好材料だ。

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