“日韓対決”で「キャノン砲」炸裂 G大阪FW、ACL公式ベスト弾選出「ワールドクラス」

全北現代戦でパトリックが豪快な一撃、同点に追いつくも終盤の失点で惜敗

ガンバ大阪は11日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)最終節ですでに首位通過を決めている全北現代(韓国)と対戦し、1-2で敗れた。この結果、2勝3分1敗で勝ち点9から上積みできず、東地区5グループの2位チームで3位以内に入れずグループステージ敗退が決定。出場したJリーグ勢で唯一ラウンド16を逃し失意を味わったが、FWパトリックが後半に決めた同点ゴールがACL公式のベストゴールに選出され、「ダイナマイトフィニッシュ」と称えられている。

前節終了時点で2勝3分の勝ち点9で2位のG大阪は、勝てば16強進出、引き分け以下で敗退が決まる一戦。すでに首位通過を決めている全北現代との試合は、前半6分にPKを決められる苦しい立ち上がりとなった。ピッチ状態も悪く、思うような試合を展開できずに0-1で折り返したなか、松波正信監督はハーフタイムにMF井手口陽介を下げてMF倉田秋を投入する。

後半開始から攻勢に出たG大阪は、同4分に左サイドを抜けたFW宇佐美貴史のクロスをゴール前でパトリックが合わせるだけの決定機を迎えたがシュートを打てず。さらに2分後、今度は左からのクロスにパトリックがヘディングで合わせたが、シュートはゴール左へと外れた。

決定機を決められず嫌な空気が流れたが、さらにその直後の同8分、パトリックが右サイドを抜け出すと角度のない位置だったが、相手DFが触れてバウンドしたボールを右足で思いきり叩く。強烈な弾道が相手ゴールを強襲すると、GKの頭上を破り同点に追いついた。

この豪快な一撃をACL公式ツイッターがベストゴールに選出。「ダイナマイトフィニッシュ!」とシュートの破壊力を称えると、「キャノン砲」「ワールドクラス」「爪痕残した」といったコメントが寄せられていた。

G大阪は勝ち越しゴールを奪えば16強進出を決められる状況だったが、前がかりになった後半43分に失点し終戦。名古屋グランパス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪がラウンド16進出を決めているなかで、唯一のグループステージ敗退となってしまった。

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