Ｇ大阪は１日、今季初の大阪ダービー・Ｃ大阪戦（２日・ヤンマー）に向けて前日練習を行い、宮本恒靖監督（４４）らが取材に応じた。大阪府への緊急事態宣言発令のため、無観客試合で行われる一戦に向け、指揮官は「我々は勝つことで（サポーターに）喜んでもらいたい。ダービーはその喜びが、何倍、何十倍にもなる。それを目指してやるだけ」と話した。

今季はここまで７試合で１得点と、深刻な得点力不足に陥っている。新型コロナの集団感染が出て、コンディションを落としたことが要因のひとつだが「監督からも、もう言い訳にはできないという話はありました。中断どうこう関係なく、今やらなければいけない。みんなが覚悟を持ってやらないといけない」とＤＦ三浦。ライバルとの一戦をきっかけに、上昇気流に乗りたいという思いは強い。

その起爆剤として期待がかかるのが、新加入のＭＦウェリントン・シウバ。４月２５日に練習に合流したブラジル人助っ人について、宮本監督は「スピード面、ドリブルのアイデアは、今までにないポイント。ドリブルをしながら、中央をうかがい、シュート、味方へのラストパスを狙うタイプ。もう少し考えて、起用するか、ベンチに加えるか決めたいと思います」と説明。負けられない一戦に向け、宮本監督がどんな策を打つのかにも注目が集まる。

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