G大阪“開幕”勝ち点1 宮本監督「みんなで守り切った」35日ぶり再開初戦 

「明治安田生命J1、広島0-0G大阪」(3日、エディオンスタジアム広島)

新型コロナウイルスの集団感染による活動停止が明けたG大阪は、2月の開幕節以来の試合で広島と0-0で引き分けた。

再び時間が動き出した。35日ぶりの再開初戦でG大阪はスコアレスドロー。新型コロナのクラスターを乗り越えてつかんだ勝ち点1を宮本監督は「70分以降厳しいコンディションの中、危ないシーンもみんなで守り切ったことはプラスかなと思います」と前向きにとらえた。

3月23日の活動再開から準備期間は11日間。30分、45分と時間を増やしながら実戦形式で仕上げてきたが、練習試合もないままゲームはぶっつけ本番だった。「選手はファイティングポーズを取り続けてくれた」と指揮官は闘志をたたえる。

今季は開幕前から攻撃的な4-3-3の新布陣にトライ。敗れたものの富士ゼロックススーパー杯と、リーグ開幕戦で感じ始めていた手応えが、活動休止で止まった。この試合では昨季2位躍進を支えた堅守の4-4-2をベースに現実的に戦った。

ピッチに立てることへの感謝が厳しいコンディションを忘れさせた。活動休止中にも届くサポーターからの激励メッセージ。体を張ったブロックで何度もピンチを救ったDF昌子は「サッカーができる喜び、サポーターに見てもらえる喜びは練習から出ていた」とかみしめる。

今季初勝利は福岡戦(7日・パナスタ)にお預け。それでもG大阪が確かな一歩を踏み出した。

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