神戸・三浦監督とG大阪・宮本監督が褒め合い 三浦監督「上から目線かな?」
J1開幕を前に全チーム監督と代表選手がオンライン会見に登場した。27日にノエビアスタジアムで対戦する神戸・三浦淳寛監督(46)とG大阪・宮本恒靖監督(44)は現役時代は日本代表でDFとして一緒にプレーした関係。画面を通じて三浦監督が「おお、ツネ!」と手を上げて呼びかける中、始まった。
三浦監督「おお、ツネ!」
宮本監督「こんにちは」
三浦監督「今、練習終わった?」
宮本監督「1時間くらい前です」
三浦監督「何時からやってるの?」
宮本監督「でも10時からですよ」
三浦監督「10時。同じだね」
宮本監督「アツさん、(会見場は)外ですか?」
三浦監督「ああ、これ中」
宮本監督「風が吹いてるのかなと思って。後ろが揺れているから」
三浦監督「いや、風はないですけどね」
対戦前だが、穏やかな雰囲気の中、開幕戦への意気込みなどを語った。お互いが監督としてどのような印象を持っているのかという質問も出ると、褒め合いになった。
三浦監督「ツネはS級(ライセンス講習)の同期でもありますし、代表でも一緒だったので、チームをしっかりとまとめ上げる力は非常に優れている監督だと思います。昨シーズンの結果も含めて、ツネらしいさい配を何度も見てきましたし、私自身、非常に参考になる部分もたくさんある。戦術の落とし込みというのが外から見ていてもしっかりと理解できていますから、そこの落とし込みの力、ツネは僕より2つ年下ですが非常に評価しています。評価すると言ったら上から目線かな?素晴らしいと思います」
宮本監督「S級もそうでしたし、選手としてもいろいろな時間を共有させていただいた先輩。アツさんが最初は強化担当という立場にいらっしゃったのが監督ということで、仕事内容についてどういうものだろうというのは見せてもらいました。アツさんの普段から出しているようなコミュニケーションを上手にとりながら若い選手であっても、ベテランの選手であっても、うまくチームに機能させているなという印象は受けました。ACLという難しい大会でもチームに一体感を持たせた試合運び、さい配をされている。お互いがお互いを意識することは間違いないと思いますし、そういった中で自分が採り入れられるものは採り入れたいと常日頃から思っています。そういった先輩であるのは間違いないです」
また、三浦監督は神戸は昨年12月に右太ももの手術を行い、現在リハビリ中である主将のMFイニエスタについても言及。欠場が決定的である中、「アンドレス・イニエスタがいない中でどういったサッカーをするのか、パワーアップにつながるのか。それは試合をしてみないと分からない」と話した。