雪辱期すG大阪、宮本恒靖監督「去年と違う戦い方を目指す」 同日入籍発表の主将も闘志
ガンバ大阪の宮本恒靖監督と主将のDF三浦弦太が20日に埼玉スタジアム2002で予定するFUJI XEROX SUPER CUP 2021の川崎フロンターレ戦に先駆けたオンラインによる前日会見に出席した。
G大阪は昨季、上位争いから遠ざかる明治安田生命J1リーグで2位フィニッシュと躍進。天皇杯もファイナルまで駒を進めたが、いずれも川崎Fがタイトルの前に立ちはだかった。しかも、川崎Fとは昨季、3度の対戦で1ゴールも決められずの全敗。今季の開幕を告げる一戦とはいえど、G大阪からすれば、リベンジの意味合いも強い一番となる。
クラブとして10個目の星を手にするなら、乗り越えていかなければならない相手でもある川崎Fとのさっそくのリベンジ戦だが、宮本は勝負にこだわりつつ、新たに取り組む攻撃の形を試す場としても考えている様子。「まだ道半ばだが、キャンプから積み上げたものをしっかりと出していきたい」と述べ、その浸透具合にもコメントした。
「1月18日に始動して、そこから10日ほど大阪でトレーニングをして、キャンプインした。徐々に我々が去年と違う戦い方を目指すというのが形になりつつある。新しい戦力も合流してチーム作りが進んでいる状態で、チームの雰囲気も良い。明るい雰囲気でトレーニングができているので、明日の試合に向けて楽しみな要素が多い」
そんなG大阪の攻撃陣に化学反応を起こしてくれそうなFWレアンドロ・ペレイラとFWチアゴ・アウベスの新戦力について「レアンドロやチアゴに関しては状態が上がり、試合ができるようなコンディションになりつつある」と言及。ケガを抱えるFW宇佐美貴史については「一時の悪い時期と比べると、良くなってきている」と述べた。
また、この日の会見前にクラブを通じて入籍を発表した三浦は「昨季の僕らは何度も悔しい思いをした。キャンプでやったことをしっかりと出して良いゲームがしたい」と川崎F相手に闘志。その上で「ゼロックスの内容や結果がリーグ戦に繋がってくる。結果はもちろん、やってきたことにこだわって戦いたい」と新たな試みへの挑戦心も強めた。