“二冠王者”川崎にリベンジなるか G大阪の宮本恒靖監督が自信「楽しみな要素が多い」

昨季は好成績を収めるもリーグ戦と天皇杯で川崎に屈辱の3連敗

日本サッカーのシーズン幕開けを告げる「FUJI XEROX SUPER CUP2021」の前日会見に、ガンバ大阪の宮本恒靖監督と主将のDF三浦弦太が出席。昨季の“二冠王者”川崎フロンターレとの対戦に向けて、指揮官は「明日の試合に向けて楽しみな要素が多い」と前向きな言葉を残した。

G大阪は昨季、J1リーグ戦で2位、天皇杯で準優勝と決して悪い成績ではなかったが、彼らの前には川崎が強大な壁として立ちはだかった。リーグ戦での勝ち点差は18ポイントもあり、天皇杯決勝も含めた直接対決では3連敗。そうした意味では、シーズンのスタートながらリベンジを期す舞台が明日の埼玉スタジアムになる。

宮本監督は「1月18日の始動からキャンプ、徐々に去年とは違う戦い方を目指すことが形になってきている」とチーム作りに手応えを話す。そのうえで「レアンドロ(・ペレイラ)もチアゴ(・アウベス)も状態は上がって、試合ができるようなコンディションになりつつある。(宇佐美)貴史も一時の怪我の程度に比べると良くなってきている」と、今季の浮沈のカギを握るアタッカーたちの状態について言及した。

今季に向けた取り組みを「昨年の守備で良かった粘り強く全員で戦うことを残しつつ、自分たちがもう少しボールを持ちながらゲームを動かしてチャンスを作り出すことにトライしている」と話す指揮官は、「雰囲気も良く、明日の試合に向けて楽しみな要素が多い。自分たちがトライしたことを出せるようにしたいという部分と、川崎の良さを消すところも考えながらやりたい」とゲームを見据えた。

入籍発表のDF三浦も闘志「ゼロックスの内容と結果がリーグ戦にもつながる」

また、この日に入籍を発表した三浦は「試合前に、気持ちを新たに臨めたらなという思い」と笑顔を見せつつも、「何度も悔しい思いをした川崎に対して良いゲームをしたい。昨年は非常に悔しい思いをしてきたので、まず今年の一発目で晴らしたい。相手は攻撃に特長があるので、守備陣として無失点で終われるようにしたい」と、試合に向けて闘志を燃やした。

三浦が「ゼロックスの内容と結果がリーグ戦にもつながると思っているので、結果にもこだわっていきたい」と話したように、川崎を相手にどれだけのものが見せられるかは今季に向けた試金石になる。「ストップ川崎」の一番手に挙げられるG大阪がどれだけのゲームを見せられるのかを、日本中のサッカーファンや各クラブも注目していると言えそうだ。

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