【G大阪】3年ぶり復帰の東京五輪世代FW一美和成「目標は2ケタ得点」

3年ぶりにG大阪へ復帰したFW一美和成(23)が、レギュラー奪取の先にある2ケタゴールと東京五輪のメンバー入りを今季の目標に掲げた。沖縄キャンプ中の11日、スポーツ報知のオンライン取材に応じ「目標としているのは2ケタ得点。まずG大阪で結果を残して、東京五輪を目指したい」と話した。

2年間の“武者修行”を経て、期限付き移籍から復帰。19年にJ2京都で36試合17得点、昨季は横浜Cで31試合4得点と、数多くの試合で経験を積んだ。「2年間で自信もつきましたし、ガンバで活躍したい気持ちがありました。今年はACLもあって過密日程ですし、チャンスはあると思って復帰しました」。成長したという確かな実感を得て、G大阪に帰ってきた。

横浜Cではシーズン途中に先発落ちも経験したが、J1のピッチでも21試合で先発。「外された時期は、チームとして勝てない時期で。2トップに、走れて裏に抜けられる選手が使われていた。その時にいろいろ考えました。走れるようになりましたし、守備でもチームに貢献できるようになったのは成長かなと思います」。チームの中で生きる道を模索するとともに、少ないチャンスの中でいかに落ち着いてプレーできるかという課題に向き合ってきたという。

また、横浜CではFWカズとともにプレーし、レジェンドからの学びもあった。「出られない時期、カズさんに自分から質問に行きました。FWは考えてプレーするのも大事だけど、感覚の部分でゴール前のきゅう覚が必要だから、練習からそこを意識して、ゴールを狙うようにとアドバイスをもらいました」。どん欲に成長を求めてきた2年間だった。

今季は3トップを導入するチームの中で、センターFWに加えてウイングのポジションにもトライ。「(宮本)監督からは3トップのサイドもやれるようになってほしい、と言われています。一番は(得点という)結果を出す、というところを目指して。あとは前線でのキープ力でチームを助けるところは特長なので、他の選手より多く出したいと思っています」。サイドでも自らの特長をどう生かすか、試行錯誤を続けている。

3年ぶりとなるG大阪では、選手の質の高さや、環境面の素晴らしさなどを改めて実感しているという。「練習の雰囲気はピリピリしていて、いい緊張感でプレーできています。このレベルでやれている喜びを毎日感じています」。J1で自身初の2ケタゴールと五輪出場という明確な目標を胸に、し烈なポジション争いに挑む。

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