【G大阪】「改善する必要がある」天皇杯決勝で敗戦…宮本監督はレベルアップ要求。今季の川崎戦全敗には…
「守備で失点をしないところもそうだが…」
ガンバ大阪は1月1日、天皇杯決勝戦で川崎フロンターレと対戦。0-1で敗れ、5年ぶり5回目の大会制覇とはならなかった。
前半から川崎に攻め込まれながらも、日本代表GK東口順昭を中心に耐え凌いでいたG大阪。それでも55分、三笘薫についに失点を許してしまう。
なんとか同点、逆転を目指すG大阪は、そこから渡邉千真らを投入し反撃を試み、終盤には猛攻を繰り広げるが、結局最後までJ1王者の堅牢を崩せず。タイトル獲得まであと一歩で涙をのんだ。
宮本恒靖監督は試合後の会見で、「後半に入ってもう少し勝負する時間が後半15分、20分くらいに来る、そこからというプランだった。だがその前に点が入ってしまって、その後はもう攻撃的に行かざるを得ないという状況だった」とプランが崩れてしまったことを反省。
そして今季川崎相手に全敗(8月1日、0-1/11月25日、0-5)で終わったことに対しては、「3試合それぞれ少し性格が違う試合」と前置きしながらも、次のように言葉を紡いだ。
「夏場の我々のホームでやった試合に関しては、前後半含めてポゼッションで上回ることが多かったが、この試合や前回の対戦に関して言うと、上手くボールを持てなかったという印象。そういったところを改善する必要があると思うし、そういったことによって我々がチャンスに繋げるシーンも増えると思う。そこらへんの正確性や、確率性を増やす部分に関しては、フロンターレと今年試合をするなかでは感じた」
そのうえで最後は、“川崎の壁”を越えていくために、新シーズンの意気込みをこう語った。
「守備で失点をしないところもそうだが、やはり攻撃のところでもっと高めないといけない。球際の重さの部分も今日に関してはやはり、相手の方に分があったと思う。そういった部分でもう一段階、二段階、高いものを作り上げていかないと、今年感じたものを超えるところには繋がっていかない。やはり来シーズンに関しては、そういったところをレベルアップさせないといけない」
アジア・チャンピオンズリーグにも参戦する新シーズン。大舞台で突き付けられた改善点は、きっちりと今後に繋げたい。