【G大阪】最終戦はホームで完封負け J1初先発のFW塚元大「ゴール前の働きが課題」
◆明治安田生命J1リーグ第34節 G大阪0―2清水(19日、パナスタ)
G大阪はホームで行われた最終戦で清水に敗れ、J1のシーズンを終えた。今季は粘り強い守備とパトリックのフィジカルを生かしたシンプルな攻撃で2位を射止めたが、この日はボールポゼッションを意識した試合展開に。司令塔のMF山本を中心にボールは保持したが、後半4分にセットプレーの流れから失点すると、同19分にも2失点目。終盤には17歳MF中村仁郎ら若手も投入してチャンスはつくったがゴールを割ることはできず、リーグ最終戦を白星で飾ることはできなかった。
宮本恒靖監督(43)は「いままではよりダイレクトにボールをいれて、相手陣内で勝負して、順位を確保した。きょうはもう少し丁寧にボールを扱うことを意識して、ゴールを狙うことにトライした。相手ペナルティーエリアの近く、スイッチをいれるところでリズムが変わらなかった。相手の意表をつくプレーがないと、崩すのは難しいという話は(選手たちに)しました」と課題を挙げた。
この試合、トップ下でJ1初先発を果たしたFW塚元大(19)は、狭いエリアでパスを引き出し、ターンからドリブルでボールを運ぶなど持ち味も披露。しかし得点には絡めず「初めてスタメンのチャンスをもらって、絶対アシストか得点か何か残そうと思って入りましたけど、それができずにすごく残念。ゴール前で自分でいけたシーンも何回かはあるので、そういうところではエゴを出していかないといけない。ゴール前の働きが課題」と話した。チームは今後、27日の天皇杯準決勝(相手未定、パナスタ)に向けて調整する。