【G大阪】2位確定で天皇杯&ACL出場権獲得 宮本恒靖監督「今年一番強かったチームと決勝でできるように」

◇明治安田生命J1リーグ▽第33節 G大阪2―0横浜C(16日・ニッパツ)

G大阪が横浜Cに快勝し、C大阪が敗れたため2位が確定。天皇杯と来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。チームを指揮して3年目の宮本恒靖監督(43)は「天皇杯出場を目標にやってきて、選手もそこを見据えてやってくれた結果。65という勝ち点は選手と共に掲げた目標の数字。2位でクリアできたというのも評価できる」と振り返った。

前半1分、MF矢島のシュートはGK六反にセーブされたが、こぼれ球をFWパトリックがつなぎ、MF倉田が押し込んで先制。開始25秒でのゴールを決めた倉田は「立ち上がりを大事にしようと言っていた中で、いい攻撃から偶然転がってきたラッキーなゴール。僕にとってもチームにとっても大事なゴールだった」と第19節以来の得点を振り返った。同46分には、横浜C・MF斉藤光のシュートをGK東口が右手の指先で触れ、ファインセーブ。1点差をしっかりと守って前半を折り返した。

後半は相手にボールを持たれる場面が多く、我慢の時間が続いた。しかし、同36分、FWパトリックが2試合連続となるゴールで追加点を挙げ、突き放した。MF井手口やFW宇佐美ら主力をけがで欠き、MF福田も出場停止と厳しい状況。それでも最後まで粘り強く戦い抜き、勝利をつかみ取った。

11月25日、目の前で川崎の優勝を見せつけられた。「フロンターレが負けることなく先を走っている。天皇杯の出場権、2位以上が目標だった」と強い思いを胸に戦ってきた宮本監督。2位を確定させてリベンジの舞台への切符をつかみ取り「今年一番強かったチームと決勝でできる機会を作れるように」と闘志を燃やした。先制ゴールを決めた倉田も「川崎とやるチャンスを得た。天皇杯の決勝に行って、そこでタイトルを取ってみんなで喜びたい」と屈辱を晴らすことを誓った。

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