【G大阪】宮本監督、来季続投へ…韓国代表MF朱世鐘を獲得、一美和成は復帰

◆明治安田生命J1リーグ第33節 横浜C0―2G大阪(16日・ニッパツ三ツ沢球技場)

G大阪は横浜Cに快勝し、C大阪が敗れたため2位が確定。天皇杯と来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。

電光石火の先制点と効果的な追加点で、G大阪が2位の座を射止めた。天皇杯準決勝からの参戦と来季ACLの出場を決め、宮本恒靖監督(43)は「内容はもっと改善したいが、選手の頑張りは見られた。勝ち点65も目標に掲げた数字。厳しい試合も多かったが、それを拾った結果だ」と喜んだ。

今季を象徴するような前線からのプレスと粘り強い守備が光った。試合開始直後、守備ラインで球をつなぐ相手に対してFWパトリックら前線の選手が猛然と寄せる。MF倉田が引っ掛けて前につなげ、MF矢島がシュート。こぼれ球を倉田が押し込み、約25秒で先制した。後半は押し込まれたが、後半36分にパトリックが追加点を挙げ、勝負を決めた。

来季リーグとACLでタイトルを狙うクラブは宮本監督に2年の契約延長を提示し、大筋で合意。昨季に続いてオファーを出したFCソウルの韓国代表MF朱世鐘(チュ・セジョン=30)の獲得が決定しており、横浜Cに期限付き移籍中のFW一美和成(23)も復帰させる見込みだ。11月25日、目の前で川崎の優勝を見た悔しさは忘れない。指揮官は天皇杯に向け「今年一番強かったチームと決勝で当たれるように」と再戦を見据えた。

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