G大阪の2位が確定! 倉田&パトリック弾で横浜FCに完封勝利、天皇杯&来季ACL出場が決定《J1》
明治安田生命J1リーグ第33節の横浜FCvsガンバ大阪が16日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、2-0でG大阪が勝利した。
5試合未勝利で15位に沈む横浜FC。0-0の引き分けに持ち込んだ名古屋グランパス戦からスタメンを7名入れ替え、佐藤が第20節の柏レイソル戦以来のスタメン出場となったほか、キング・カズこと三浦がベンチ入りを果たした。
一方、2位争いを繰り広げるG大阪は前節湘南ベルマーレに2-1で勝利して3試合ぶり勝利。その試合から累積警告で出場停止の福田が外れた中盤に奥野を起用したほか、U-23での活動がメインだった中村や唐山などフレッシュなメンバーがベンチ入りしている。
勝利すればセレッソ大阪の結果次第で2位フィニッシュが確定するG大阪がわずか30秒で先制に成功する。倉田が敵陣中央左サイドでボールを奪った流れから、矢島がボックス右の至近距離からシュート。GK六反に弾かれたボールがパトリックに当たると、ゴール前の倉田がスライディングで押し込んだ。
電光石火の先制点を手にしたG大阪が、その後も押し込んでいく展開に。9分、三浦からのパスを受けたパトリックが敵陣中央で競り勝ち、ヘディングで前方に繋ぐ。このボールに反応した倉田が右足シュートを放つも、GK六反が好セーブ。10分にもボックス右から渡邉がフリーでシュートを放ったが、追加点は手にできなかった。
15分を過ぎた辺りからボールを保持する時間が増えてきた横浜FCは、22分に齋藤功が個人技でフィニッシュまで持ち込む場面を作るなど、攻撃の回数が増える。その中で32分に決定機。ボックス左の角度の無いところから武田が強烈な左足シュートを放つ。GK東口が弾いたボールに安永が反応するも、放ったシュートは枠を捉えられなかった。
その横浜FCは前半アディショナルタイム、ボックス左外で齋藤功からのパスを収めた斉藤光がカットインしてから右足シュート。カーブのかかったボールは枠を捉えたものの、GK東口が指先で触るファインセーブ。同点に追いつくことができないまま、前半を終えた。
後半立ち上がりにGK六反のパスミスをカットした矢島に敵陣中央からシュートを許した横浜FCは、その直後に瀬古のクロスから皆川がフィニッシュに持ち込むなど主導権を握る。しかし、G大阪の堅い守備を崩せないまま時間が推移していく。
横浜FCは67分に中山、皆川を下げて松浦と瀬沼、72分には佐藤に代えて手塚を送り込んで攻撃の活性化を図る。その交代で入った松浦に2度のシュートシーンが訪れるも、共に枠外へのシュートで、依然としてゴールに結びつかない。
守勢の展開が続いたG大阪は81分に久々に敵陣まで攻め込む。パトリックからのパスを受けた倉田がボックス左からシュートを放つも、GK六反に防がれる。このこぼれ球を拾った渡邉がタイミングを外してからシュートを放つと、またしてもGK六反がセーブ。しかし、今度はパトリックがしっかり押し込んで貴重な追加点を手にした。
その後、三浦知良を投入した横浜FCの攻撃を耐え抜いてシャットアウトしたG大阪が2-0で勝利。セレッソ大阪がホームでサガン鳥栖に1-2で敗れたため、G大阪の2位が決定。天皇杯と来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得した。
横浜FC 0-2 ガンバ大阪
【G大阪】
倉田秋(前1) パトリック(後36)