G大阪・宇佐美2発!蘭夫人の予言的中に「女の勘は怖いですね」 デイリースポーツ 9月13日(日)6時59分配信

「J1、鹿島1-2G大阪」(12日、カシマサッカースタジアム)

G大阪はFW宇佐美貴史(23)の約1カ月半ぶりゴールとなる2得点で鹿島を2-1で下した。広島は山形を3-1で下して3連勝で勝ち点を24とし、G 大阪に敗れた同22の鹿島から首位を奪った。同時に年間順位でもトップをキープ。鹿島は石井監督が指揮してから初黒星を喫し、連勝が6で止まった。

待ちわびた瞬間だ。前半29分と同39分。FW宇佐美が7月25日以来、代表も含めて11試合ぶりのゴールで、悪い流れを断ち切った。

29分、センターライン付近でボールを持つと、相手守備陣を切り裂き、最後は右足でDFの股の間を狙ってズドン。「自分らしくてよかった」と納得の一発 を決め、駆け出した先には長谷川監督。常に期待とゲキをくれる師匠への「恩返し」だった。指揮官も「来ると思ってなかったけど、それだけ苦しんだんだと思 う。素晴らしい活躍だった」と、エースをたたえた。39分はフワリとゴールに吸い込まれるようなシュートで追加点。宇佐美コールに満面の笑みを見せた。

決める「予言」もあった。11日の鹿島への出発前、蘭夫人が言った。「次出ると思う」。宇佐美は「予言一個で変わるもんじゃないけど」と素っ気なく返し たが、見事的中。「女の勘は怖いですね」とビックリだ。17日は夫人の誕生日。支えてくれる妻へ一足早いプレゼントを贈った。

前線から2列目にポジションを移して苦しんできたが、「ミスを教訓にしながらここまできた。トンネルは抜けた」。長く苦しい夏がやっと終わった。

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