＜Ｊ１：鹿島１－２Ｇ大阪＞◇第１０節◇１２日◇カシマ

Ｇ大阪ＦＷ宇佐美貴史（２３）が、第２ステージ初のマルチ得点を挙げた。リーグ戦５戦ぶりのゴールで今季得点数を１８点まで伸ばした。

前半２９分、宇佐美らしく中央で崩すと、相手ＤＦの股下をすり抜ける右足シュートが突き刺さった。日本代表戦を含めると、公式戦１１試合ぶりだった。

１０分後にはペナルティーエリアの右からドリブルで仕掛け、角度のない場所からシュート。相手ＤＦに当たってゴールへと吸い込まれ、２点目をあっさり決めた。

「いつか出るだろと思っていた。決定的なシーンは作れていた」。代表Ｗ杯アジア２次予選カンボジア戦でＧＫとの１対１を外しており「あのときも少し浮かせれば入っていた。いい教訓にできた。トンネルを抜けたので、いいスパンでゴールを取っていきたい」と、目を輝かせた。