【G大阪】割り切った守備戦術も追いつかれドロー。昌子「このサッカーをするのであれば…」
G大阪は試合終了間際の失点で追いつかれ、鹿島と1―1で引き分けた。前半6分、FWパトリックとのワンツーで抜け出したMF倉田のクロスが逆サイドまで流れたところを、MF小野瀬が詰めて先制。幸先よくリードしたが、その後は鹿島の勢いに飲まれ、攻撃もこの日がリーグ戦初先発となったパトリックを狙ったロングボールが中心となり防戦一方になった。それでも古巣との初対戦となったDF昌子を中心に、割り切って強固なブロックで守り抜こうとしたが、後半ロスタイムに追いつかれて痛恨のドローとなった。
パトリックの先発起用でロングボールが多くなることは想定内だったが、セカンドボールの回収率が低く、拾えてもスムーズに攻撃にうつることができなかった。宮本恒靖監督(43)は「もう少し自分たちでボールを動かす時間を増やして相手ゴールを攻めるようなシーンを作りたかったですけど、それはできなかった。もっとボールを動かすために、ポジションを取らなきゃいけない、顔を出さなきゃいけないというところが足りなかった」と課題を挙げた。昌子も「このサッカーをするのであれば、最後勝ち切らないと」と悔しさをにじませていた。