宇佐美 夫人“予言”的中!公式戦11戦ぶり復活2発! スポニチアネックス 9月13日(日)7時2分配信

◇J1第2S第10節 G大阪2―1鹿島(2015年9月12日 カシマ)

待ち焦がれたゴールを長谷川監督やチームメート、サポーター、そして何より蘭夫人に贈った。前半29分、センターサークル付近でボールを持った宇佐美 が、パトリックとのパス交換でDF5人を振り切って先制弾。代表も含め公式戦11試合ぶりの得点を決めると「恩返しができた」と長谷川監督に駆け寄り、ハ イタッチで喜びを分かち合った。勢いを増した背番号39は、同39分にも貴重な追加点。第2ステージ初の複数得点でチームを3連勝に導いた。

17日に24歳の誕生日を迎える夫人への一足早いプレゼントだった。前日、夫人に「9月は良いことがあるから点が取れると思う」と予告され「予言一つで 簡単に変わるもんじゃない、と捨てぜりふを吐いて出てきました」と冗談めかしつつ、先月24日の妊娠公表後、初ゴールに「女の勘って怖いですね」と笑いを 誘った。

肉体改造の成果も示した。体脂肪を減らすために落としていた体重を少し戻すと、シュートするパワーがよみがえった。「フィジカル強化や、シュートフォー ムも改善してきた」。思ったより時間はかかったものの、我慢強く重ねてきた努力が結実。鹿島を抜いて第2ステージ首位に立った広島とは勝ち点差6。厳しい 数字に変わりはないが「これでトンネルを抜けたと思います」と完全復活を宣言したエースが、逆転Vを目指す3冠王者の旗頭になる。

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