【G大阪】宇佐美「個で取った」自賛2発!キング独走18点目 スポーツ報知 9月13日(日)7時4分配信

◆J1第2ステージ第10節 鹿島1―2G大阪(12日・カシマスタジアム)

G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)が公式戦11試合ぶりのゴールとなる2得点を決めた。ランク首位を守る今季18得点目を挙げたエースの活躍で、 チームは第2S首位の鹿島に2―1と勝利。連勝が6で止まった鹿島は2位に転落した。広島はブラジル人MFドウグラス(27)の勝ち越しゴールなどで山形 に3―1と逆転勝ち。第2S首位に浮上し、年間総合トップを守った。

長いトンネルを抜けた。前半29分。G大阪FW宇佐美は中盤でパスを受けると、FWパトリックとのワンツーで中央突破。巧みなドリブルで1人をかわし、 DFの間を狙って低く鋭いミドルシュートをゴール左に突き刺した。同39分にもシュートが相手DFに当たる形で2点目。18得点でランク首位の座も守り、 第2S首位を走ってきた鹿島の連勝を6で止めた。

「自分らしい突破からのゴール。個で取った得点」と7月25日の神戸戦以来の得点を自画自賛した。不振の要因は複数あった。左サイドハーフへのポジション変更や、日本代表・ハリルホジッチ監督に指令された“ダイエット”の影響で体のバランスが崩れたことだ。

代表に定着し、期待が高まる中でのスランプ。本来のシュートフォームを取り戻そうと、体脂肪が落ちた体をスムーズに動かせるよう意識した。下半身の筋ト レを増やし、脂肪が減った分の重さを筋肉でカバー。バランスを整えた。「やっと体の慣れが形に表れてきたかな」。この2発で確かな手応えをつかんだ。

第1子を妊娠中の妻・蘭さん(23)の誕生日が今月17日。「9月はいつもいいことがあるから、そろそろ取れるよと奥さんに言われていた。女性の勘は怖 い」。冗談めかしたが、家族の支えも復調にひと役買っていた。得点王争いの本命が再点火し、3冠王者が3連勝と勢いに乗ってきた。

Share Button