「大阪にイナズマが走った!」井手口陽介が浦和戦で決めた“超絶ダイレクトボレー”を海外絶賛!
「あれは西川でもどうしようもない」
吹田スタジアムで、とんでもないスーパーゴラッソが生まれた。
水曜日ナイターで開催されたJ1リーグ第11節、ガンバ大阪対浦和レッズの一戦。前半のうちに2点を奪われて苦境に立たされたホームチームは、後半に入ってもどこかピリっとしない。逆に57分、自陣でのパスミスからさらに1点を追加されて、0-3とリードを拡げられてしまう。
その3分後だった。反撃の狼煙となる一撃を決めたのが、G大阪のMF井手口陽介だ。
左CKのキッカーは宇佐美貴史。兄貴と慕う大先輩が供給したライナー性のクロスに対して、豪快に走り込んで右足でインパクトしたのが井手口だった。ドンピシャで炸裂したショットは、守護神・西川周作が懸命に伸ばした手を弾き飛ばし、浦和ゴールに突き刺さった。
井手口にとっては待望の今季初ゴールだったが、もちろん点差もあってその表情に笑顔はない。結果的にこのあとの攻撃が続かなかったG大阪は、1-3で敗れ去っている。
それでも鮮烈ゴールが与えた衝撃は大きく、ツイッター上ではG大阪ファンを中心に賛辞の声が後を絶たない。「今季のJベストゴール確定でしょ?」「思わず声が出てしまった」「あれはえげつないわ」「練習してたとしてもあれだけ綺麗にハマるかね」「何回でも観たい」「さすがにあれは西川でもどうしようもない」「井手口のゴールはヤバい」といった好意的なコメントが寄せられている。
さらに南米最大のネットワークを持つブラジル・メディア『globo』も、J1第11節のハイライト記事でこのゴールを絶賛。浦和のレオナルドがPKで5試合連続弾を決めた事実を伝えると、「ホームサポーターがもっとも沸き立った瞬間がイデグチのスーパーショットだ。迷うことなく右足を振り抜いて決めた。大阪にイナズマが走った!」と称えた。
浦和戦ではインサイドハーフにボランチと大いに奮闘したが、終わってみれば悔しい完敗。浪速の雄が誇るダイナモのコンディションはすこぶる良好なだけに、続く鹿島アントラーズ戦(8月23日/カシマ)でのハイパフォーマンスに期待がかかる。